ジャッキー・チェンも絶賛の新星!『ライド・オン』娘役のリウ・ハオツンの愛くるしい場面写真が到着
世界的アクションスターのジャッキー・チェンが映画初主演を飾った『タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道序章』(74)から50年、『ドランクモンキー 酔拳』(79)の日本初上陸から45年、そしてジャッキー生誕70年という節目を迎える2024年。ジャッキー・チェン50周年記念アクション超大作として『ライド・オン』が5月31日(金)に公開される。このたび本作で、ジャッキー演じるルオの娘役を演じる中国映画界のホープ、リウ・ハオツンの場面写真が独占解禁された。
かつて伝説のスタントマンだったルオだが現在はすっかり落ちぶれ、首が回らずにダミー(アンディ・オン)が率いる大人数の借金取りに絡まれてしまう。借金のカタに愛馬チートゥが連れていかれる危機に瀕し、ルオは愛馬を守るため、借金取りたちと戦うこととなる。本作は中国で今年4月に公開され、興行収入1.5億元(約30億円)を超える大ヒットとなった。
リウ・ハオツンは大学生時代に3000人のオーディションを勝ち抜き、チャン・イーモウ監督作品『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』(20)にて女優デビュー。イーモウ監督に見いだされた新人女優は“イーモウ・ガール”と呼ばれており、その審美眼に選ばれた女優全員が第一線で活躍している。ハオツンも例外ではなく、第15回アジア・フィルム・アワードほかで新人俳優賞を多数受賞。『A Little Red Flower』(20)では中国版アカデミー賞の金鶏奨、主演女優賞にノミネートされた。その後も数々の作品に出演し、中国映画界での人気は急上昇中で、ついに本作でジャッキーとの共演を果たした。
今回ハオツンが演じたシャオバオは、ジャッキー演じるルオの娘。スタントに入れ込むあまり母と離婚した父を受け入れられず疎遠になるなか、ルオが債務トラブルで競売にかけられた愛馬を取り戻すべく、学校で法律を学ぶシャオバオを訪ねるところから物語は動き始める。
解禁となった場面写真では、シャオバオがルオの愛馬チートゥを愛でる様子や、ルオとの親子の絆を感じさせる笑顔のシーンが切り取られている。彼女の可愛らしいルックスと、国民の娘ともいえる屈託のない笑顔に癒されること間違いなしだ。父の偉大な仕事に触れ、長年のわだかまりが解けるのもつかの間、無茶なスタントを繰り返し、疎遠になった時からなにも変わっていない父と再び衝突するシャオバオ。人間ドラマが濃く描かれている本作では、全編通して見ることのできるハオツンによる喜怒哀楽の演技から目が離せない。
ジャッキーも海外のインタビューでハオツンについて「とても勉強熱心で、すばらしい俳優です。自分の出番がない時も、カメラの前にいる僕の相手として、自分からカメラの後ろにいてくれました。僕の泣くシーンの撮影時、その日は現場に大勢が入り乱れて、がやがやと騒がしかったんです。するとカメラに映らない彼女が、僕が役柄に入り込めるように、ずっと僕の前に立って僕を見てくれました。その時の様子を思い出すと泣きそうになります。彼女の仕事への一途さに感謝しています」と絶賛している。
ジャッキーも太鼓判を押す、中国映画界のホープ、リウ・ハオツンの魅力あふれる『ライド・オン』に期待してほしい。
文/山崎伸子