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『このろくでもない世界で』より裏社会の人間役に挑んだソン・ジュンギのインタビューが到着

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『このろくでもない世界で』より裏社会の人間役に挑んだソン・ジュンギのインタビューが到着

<コメント>

●ソン・ジュンギ(チゴン役)

「別の作品の提案を受けていて、お断りをしたことがあった。その際にどんな作品に出たいのか尋ねられ、『本当に深くて重みのある映画をやってみたい』と話した。すると『主人公ではないけれど』と渡されたのがこの映画でした。キム・チャンフン監督と主演のホン・サビンはいずれも新人なので、バランスを取らなければいけないという責任感が少なくなかった。しかし、得るものがとても多く、自分にとっては癒される現場だった。本当にいい映画を作りたいという気持ち、映画らしい映画が作られているという確信が持てた。満足度をあげるとしたら93点くらい?心の中では89点くらいの感覚だったが、カンヌまで来たから4点追加(笑)!!俳優にとって最高の贈り物はいい作品に出会うことだという当然の事実を改めて実感した作品です。正直『まさかカンヌに行けるの?』と思っていました。本当に苦労して撮影した、自分の中でとても大切な作品なので、大きなプレゼントをもらった気分です。特に未来の巨匠を紹介する、ある視点部門に招待されてとてもうれしい。台本を読んで感じた感情よりも深く表現されていて満足しています。特に湖のシーンでヨンギュが後ろからチゴンの耳を見つめる表情を見る時、“この台本を読んだ時に感じた感情が合っていたんだな”と確信し、“この映画を選んで良かった”と思いました。全てのスタッフと俳優たちに感謝し、この映画が沢山愛されることを願っています」


文/平尾嘉浩

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