予想が難しい!?ハリウッド大作とアニメ両極が支持される日本の映画ランキング
いよいよ2018年の幕が開け、2週にわたりTOP10作品に入れ替わりのなかった映画動員ランキングにも大きな変動があった。
『SW』の連勝なるか!?対抗馬はヒット作『キングスマン』の続編
日本でもスマッシュヒットとなったスパイアクションの続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、土日2日間で動員22万4000人、興収3億3000万円を突破。惜しくもランキングでは2位となったが、ファンの期待を裏切らなかったようで、前作『キングスマン』(14)の公開3日間の2倍以上もの興収を記録した。
12月15日に公開されて以来快進撃を続ける『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が、土日2日間で動員22万8000人、興収3億4300万円を記録し、4週連続の首位に輝いた。累計興収は、すでに61億円を越え、累計動員数は410万人を突破。6日には千葉県舞浜のシネマイクスピアリで応援上映が開催され、ライトセーバーの持ち込みやコスプレはもちろん、上映中の歓声や声援もOKという特別企画に、ファンは大いに盛り上がった。
また中国での上映も始まり、オープニング3日間で30億円を突破するなど、その勢いは世界各国に拡大中。全米では年末の公開であったにも関わらず、2017 年公開作品の全米興行収入ランキングで見事No.1を奪取している。
アニメ『中二病』が大健闘!『鎌倉ものがたり』もランクアップ
小規模の公開ながら大健闘となった『映画 中二病でも恋がしたい -Take On Me-』は6位に初登場。本作は虎虎によるライトノベルが原作の、京都アニメーション制作「中二病でも恋がしたい!」シリーズ最新作となる劇場版第2弾だ。約4年ぶりの「中二病」復活とあって、新宿ピカデリーで行われた福山潤、内田真礼ら主要声優キャスト登壇の初日舞台挨拶にも、大勢のファンが駆け付けた。
8位には、中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演した『嘘八百』がランクイン。客層は40代~60代とやや高めということで平日の安定した興行が見込まれ、腰の強い興行が期待できる。『DESTINY 鎌倉ものがたり』は順位をひとつ上げ3位に浮上。8日までの累計興収は24億円に達した。
ビッグ・バジェットのハリウッド大作と、小規模公開のアニメ作品が同時にランクインするというのは、日本ならではの風潮か。順位が予想しにくいところもおもしろい。
文/トライワークス
1位 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
2位 キングスマン:ゴールデン・サークル
3位 DESTINY 鎌倉ものがたり
4位 8年越しの花嫁 奇跡の実話
5位 映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活
6位 映画 中二病でも恋がしたい -Take On Me-
7位 オリエント急行殺人事件
8位 嘘八百
9位 未成年だけどコドモじゃない
10位 仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー
※興行通信社調べ