2018年は“東野圭吾イヤー“!映像化が絶えないその魅力とは?
「探偵ガリレオ」や「新参者」シリーズなど、絶大な知名度と人気を誇るミステリー作家・東野圭吾。これまでも年1本ペースでコンスタントに映画化されてきた東野作品だが、今年はなんと実写化映画が3本も公開!“東野映画フィーバー”とも言える盛り上がりを見せているこの機会に、改めてその魅力を考えてみよう。
2018年は実写化映画が3本も公開
1月に公開した『祈りの幕が下りる時』は、阿部寛演じる刑事・加賀恭一郎が主人公に据え、2010年に連続ドラマとしてスタートした人気シリーズ「新参者」の完結編。加賀の“最大の謎”が明らかになるというファン必見の内容には、「泣ける!」という絶賛の声が寄せられた。興収も10億円を軽々と超え、シリーズの最後を飾るヒット作となっている。
櫻井翔×広瀬すず×福士蒼汰主演で映画化された『ラプラスの魔女』(5月4日公開)は、東野ミステリーの中では最も異色だと言われる“超進化系”。自然現象による死亡事件と、“未来を予見する知性”を意味する“ラプラスの悪魔”を持つ女の登場、さらには裏切りや逆転に驚かされるスリリングな展開と、定石が通用しない規格外のサスペンスが観る者を翻弄する。
東野が作家デビュー30周年記念に執筆したベストセラーを映画化した『人魚の眠る家』(11月公開予定)は、篠原涼子と西島秀俊が仮面夫婦を演じるヒューマンミステリー。離婚寸前の2人が、愛するわが子が脳死と診断される悲劇に直面し、究極の選択を迫られる奥深い人間ドラマだ。
さらに19年には、東野小説の中では異色の本格恋愛小説をKis-My-Ft2の玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太の共演で描く『パラレルワールド・ラブストーリー』、木村拓哉、長澤まさみの初共演で「マスカレード」シリーズの一作目である華麗な長編ミステリーを映画化する『マスカレード・ホテル』と、早くも2作品の公開が発表されている。