『ルーム』の少年はやっぱり天才俳優だった!最新作での仕事ぶりを特別映像でチェック
全世界800万部のベストセラー小説が原作の『ワンダー 君は太陽』(6月15日公開)から、先行特別映像が到着!重度の障がいを抱える少年を演じたジェイコブ・トレンブレイや、彼の両親役のジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソンらにより、本作の舞台裏が明らかになった。
外見に生まれつき障がいを抱える少年・オギーが、小学校5年生で初めて学校へ通う姿を、彼を取り囲む人たちの戸惑いと成長と共に描いた本作。オギーを演じるのは、『ルーム』(15)で一躍注目を集め“天才子役”の呼び声も高いジェイコブ・トレンブレイだ。特別映像には彼らキャストの撮影時の様子や、本作についての想いを語る姿が収められている。
映像の冒頭には、原作と製作総指揮を務めるR・J・パラシオが登場。「息子たちとアイスクリーム屋で顔に重度の障がいがある子の隣に座ったの。その日の夜にラジオから流れてきたナタリー・マーチャントの楽曲『WONDER』を聴いたとき、“接し方が分からないと思われる側”を描こうと思った」と原作の誕生秘話を明かす。
原作本「ワンダー」はアメリカをはじめ、日本でも学校の教材として使われている名著。ジュリア・ロバーツは「とても美しくて、クリエイティブ、誰にも有益な本。あっという間に母親役にのめり込んでいった」と本作への愛情もひとしおだ。オギーの父親を演じたオーウェン・ウィルソンは、オギーと『スター・ウォーズ』のライトセーバーで遊んだシーンを印象的なエピソードとして語っている。
一番の難役を務めたジェイコブは、「顔に障害を持つ男の子が受け入れられる難しさを描いている」と本作の本質を理解して撮影に挑んだ様子。そんなジェイコブを共演者、スタッフは大絶賛。スティーブン・チョボスキー監督は「完全に役になりきったかと思ったら、メイクを落とした瞬間にはジェイコブに戻る」と話し、子役の枠を超えた“一流俳優”として認めている。
外見が人と異なるオギーに対して偏見を持っていた人々が、彼の行動によりどのように変化していくのか。本映像のラストにロバーツが「私にとってオギーは私のスーパーヒーローよ」と語る真意を、ぜひ劇場で確かめてほしい!
文/トライワークス