役者によってここまで違う!『007』全シリーズを歴代ボンド&ポスターで振り返る【写真36枚】
映画専門サービス「BS10 スターチャンネル」にて、9月より“スパイ映画の金字塔”英国諜報員ジェームズ・ボンドを主人公とした『007』シリーズ全24作と番外編2作を放映する「私の愛した007 シリーズ完全放送」がスタート。映画をより楽しむために、これまで6人の俳優が演じてきた個性豊かな歴代ボンドのキャラクターを、過去作のポスターと共に振り返っていきたい!
ワイルド&セクシーなボンド像を作り上げた初代
初代ボンドを演じたのは、1作目『007/ドクター・ノオ』(62)をはじめとするシリーズ計6作(番外編も含めると7作)に出演したショーン・コネリー。190cm近い抜群のスタイルで着こなすスーツ姿に、窮地でも余裕を浮かべた表情など、クールなボンド像を確立し、今でも根強い人気を誇る。
またボンドといえば、忘れてはいけないのがお色気要素。コネリー演じるボンドには、野性味あふれるセクシーさがムンムンと漂う。1作平均2.66人の女性とベッドを共にしていた(!?)ということもあり、原作小説にもあるプレイボーイなイメージをしっかり植え付けた。
最も影が薄い!?1作のみの出演となった伝説の2代目
2代目を演じたジョージ・レーゼンビーは、『女王陛下の007』(69)の1作品にしか出演しておらず、さらに歴代ボンド俳優の中では唯一、ヨーロッパ圏ではなく、オーストラリア出身という異色の存在だ。
コネリー演じるボンドのイメージが強すぎたせいか、オーストラリア訛りのせいか、はたまたギャラ交渉に失敗したのか…1作のみで降板となったレーゼンビーだが、マーシャルアーツのインストラクターだった経験を活かしたダイナミックなアクションは、なかなかの見ものだ。
ユーモラス路線を開拓!独自のキャラを築き上げた3代目
『007/死ぬのは奴らだ』(73)から『007/美しき獲物たち』(85)まで、12年間で歴代最多の7作品に出演した3代目ボンドのロジャー・ムーア。彼はエレガントかつユーモラスという、コネリーとは正反対なボンド像を打ち出し、落ち目に差し掛かっていたシリーズの人気を復活させた功労者だ。
ボンドが宇宙へと飛び立つ『007/ムーンレイカー』(79)など、初期のハードなスパイ劇から新路線へ移行しようと、荒唐無稽さが加わっていくこのころの作品。それでも『007』として成り立っていたのは、彼のチャーミングな魅力あふれる演技があったからだろう。
【STAR1】9月1日(土) 午前 11:25
【STAR2】9月1日(土) 夜8:40~ ほか
■『007 スカイフォール』無料放送
【STAR1 字幕版】9月15日(土) 夜9:00~
■『007 スペクター』TV初放送
【STAR1 字幕版】9月21日(金) 夜9:00~ ほか/【STAR3 吹替版】9月22日(土) 夜9:00~ ほか
■「私の愛した007 シリーズ完全放送」(全24作品+番外編2作品)
【STAR2 字幕版】9月29日(土)より 毎週土曜&日曜 夜9:00~ 1作品ずつ連日放送
【STAR3 吹替版】10月7日(日)より 毎週日曜 昼12:00頃~ 2作品ずつ一挙放送
特集URL:www.star-ch.jp/007/