鬼才・白石晃士が玉城ティナ主演で『地獄少女』を実写映画化!
2005年にアニメ放送されて以降、コミカライズをはじめ、ドラマ、ライトノベル、ゲーム、舞台、パチンコなど幅広く展開され、確固たる人気を博してきた「地獄少女」が、このたび実写映画化されることがわかった。人気モデルで女優の玉城ティナが主演を務め、『ノロイ』(05)、『オカルト』(09)、『貞子vs伽椰子』(16)などホラージャンルを中心に活躍してきた鬼才・白石晃士監督がメガホンをとる。
「夜中0時にだけ開くサイトで依頼すると、地獄少女が現れて、恨みを晴らしてくれるんだって」と、都市伝説の話題に沸く女子高生たち。そのグループになじめず、浮かない表情を浮かべる美保は、大好きなアーティスト・魔鬼のライブで知り合った遥に魅了され、ともにライブのコーラスオーディションを受けることに。しかし受かったのは遥だけ。やがて少しずつ様子がおかしくなっていく遥を心配した美保は、魔鬼が、遥をライブで行う“儀式”の生贄にしようとしていることを知り、噂の“あるサイト”にアクセスする…。
主演の玉城ティナは、ツイッターのフォロワー100万人超えのカリスマモデルにして、先述の『貞子vs 伽椰子』や『私に××しなさい』(18)など、演技の世界でも活躍が続いており、本作では、現世と地獄の間をつなぐホラーヒロイン像に新たな息を吹き込む。有名作の実写化に驚きの方が強かったという玉城は「監督の頭の中にある『地獄少女』を深く共有して、いい作品にできるよう頑張ります。地獄から来た感が出せるようにトレーニングして挑みます(笑)」とコメント。
玉城とのタッグが2作目となる白石監督は、製作に関して「傑作になる可能性を強く感じる」という。さらに「ホラーの要素もありますが、美しさと悲しさと凶暴さが同居する『青春映画』、いわば私なりのキラキラ映画です」と、映画への思いを語った。
さらに本作では、主人公・閻魔あいの使い魔の“三藁”として、骨女役に橋本マナミ、一目連役にはオーディションで役をつかんだ期待の新星・楽駆(らいく)、輪入道には舞踏家、演出家、俳優として幅広く活躍する麿赤兒が出演する。
女子高生・美保役は森七菜。美保の親友役・遥役にモデル、女優の仁村紗和。インディーズアイドル御厨早苗役にはAKB48の総選挙で第8位を獲得した大場美奈(SKE48)。地獄少女を追うライター工藤役には名バイプレイヤーの波岡一喜が、そして美保と遥の関係を狂わせるバンドのボーカル・魔鬼役を「仮面ライダーアマゾンズ」主演の藤田富が演じるなど、若手注目株から人気俳優まで、個性豊かな面々が脇を固める。
ホラー映画の名手が手がける“地獄送り”ホラー『地獄少女』。劇場公開は2019年秋を予定している。