危険度はヴォルデモート卿以上!?『ファンタビ』悪役グリンデルバルドについてジョニデらが語る

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危険度はヴォルデモート卿以上!?『ファンタビ』悪役グリンデルバルドについてジョニデらが語る

“ハリー・ポッター魔法シリーズ”最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が11月23日(金・祝)より公開となる。史上最強・最悪の“黒い魔法使い”によるかつてない危機が迫る本作から、悪役グリンデルバルドのキャラクターとその野望について、ジョニー・デップ本人と製作陣が語る貴重なコメントが到着。あわせて、恐ろしさ際立つ場面写真も一挙解禁された。

前作のラストでその姿を現わし、特大級のインパクトを残した“黒い魔法使い”グリンデルバルドは、自身の野望を果たすために、本作でついに活動を本格化させる。彼が抱く野望について、製作のデイビッド・ヘイマンは「魔法使いは堂々と姿を見せて世界の頂点に立つべきだというのがグリンデルバルドの主張」だと言う。グリンデルバルドを演じるジョニー・デップも「彼は自分がかたくなに信じる正義を、どんな犠牲を払ってでも実現しようとしている。調和の大切さを熱心に説くけれど、それはあくまでもグリンデルバルドが考える調和にすぎず、犠牲を覚悟するしかない。行く手を邪魔する者は誰であろうと消す、非常に冷徹な男なんだ」と、キャラクターの思想について語った。

監督のデイビッド・イェーツは「ハリー・ポッター」シリーズの悪役であるヴォルデモート卿と比較して「ヴォルデモートに反論すれば、問答無用でその場で殺されかねない。ところがグリンデルバルドは、じつに物腰が柔らか。頭のいい彼は、脅し文句よりも口説き文句のほうが忠誠心を得るのに効果的と心得ていて、盾突く者を殺すよりも味方に引き込もうとする。ヴォルデモートが荒っぽいギャングなら、グリンデルバルドはスマートな詐欺師で、なおさら危険なんだ」と語り、タイプは違えど、その危険度はあのヴォルデモート卿以上であることを明かした。

難役に挑むにあたって撮影前のJ.K.ローリングとの会話を振り返ったデップは、「何時間も話し込んだけど、驚いたことに、役作りに関して一言も注文をつけなかった。基本的な人物設定については教えてくれたけど、同時に僕のアイデアも歓迎してくれた。『あなたがこのキャラクターをどう演じるのか楽しみにしている』と言われたのは、俳優人生のなかで最高の激励だったよ。自分が生んだキャラクターは子供も同然なはずなのに、それを託してもらえたことはすごくうれしかったし、自信にもなった」と、厚い信頼への感謝を述べた。

若きダンブルドアとの過去の関係が今後の物語のカギとなることも示唆されている、悪のカリスマ、グリンデルバルト。ジョニー・デップの怪演と共に、果たして魔法界にいかなる危機が訪れるのか、ぜひ注目していただきたい。

文/編集部

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