「ラブライブ!」に新海誠の最新作、『トイ・ストーリー4』まで2019年の注目アニメ映画はこれだ!
『名探偵コナン ゼロの執行人』が歴代邦画アニメ8位の興収を記録したほか、映画『若おかみは小学生!』がSNSなどの口コミで“傑作”の声が上がり話題を呼ぶなど、18年も様々なアニメ映画が日本のエンタメ界をにぎわせた。今年はどんな作品が公開されるのか?気になる注目作をピックアップする。
年明け早々に封切られたのが、女子高校生たちによって結成される“スクールアイドル”の活躍を描いた「ラブライブ!サンシャイン!!」の劇場版『ラブライブ!サンシャイン!! OVER THE RAINBOW』(公開中)。前作「ラブライブ!」の劇場版『ラブライブ! The School Idol Movie』(15)も初週の動員&興収ランキングで1位を記録するなど大ヒット。さらに、「~サンシャイン!!」の劇中グループ“Aqours”の紅白出場も決定しており、年末年始の話題をさらいそうな予感だ。
赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」を原作に、成長した6つ子たちのドタバタ劇で大勢の笑いを誘ってきた「おそ松さん」の劇場版『えいがのおそ松さん』(3月15日公開)にも注目したい。下ネタやブラックジョーク満載の本作だが、人気男性声優を6つ子役に起用するなど女性ファンからの熱い支持も獲得。予想の斜め上を行く展開で視聴者を楽しませてくれた本作なだけに、劇場版がどのようなストーリーになるのか、興味は尽きない。
『夜明け告げるルーのうた』(17)がアヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞のクリスタル賞を獲得し、第31回東京国際映画祭では特集も組まれるなど、世界も注目する監督となった湯浅政明の最新作『きみと、波にのれたら』(6月21日公開)も待機中。物語の詳細は明かされていないが、サーフィンが好きな女子大生と消防士とのラブストーリーが展開されると湯浅監督は東京国際映画祭のステージで明かしている。
『君の名は。』(16)の大ヒットも記憶に新しい新海誠の最新作『天気の子』(7月19日公開)も続けて登場。『雲のむこう、約束の場所』(04)といった過去作で様々な“空”を描いてきた新海監督。先日の記者会見で、本作が“天候の調和が狂った時代を舞台に、運命に翻弄される少年と少女が生き方を選択する物語”であると発表されており、今回も“空”が物語の鍵となりそうだ。
大学生となったアンディと、ウッディやバズたちおもちゃの別れが描かれた『トイ・ストーリー3』(11)から8年、ディズニーから『トイ・ストーリー4』(7月12日公開)がついに登場する。新たなキャラクター“フォーキー”が登場する以外の情報はほとんど公開されていないが、日本語吹替版で唐沢寿明と所ジョージの続投が発表されるなど、期待で胸が膨らむばかり。
そのほか、「ポケモン」の劇場版第1作にも登場した伝説のポケモン“ミュウツー”が再びタイトルになった『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(7月12日公開)や、「ワンピース」の3年ぶりの劇場版となる『ONE PIECE STAMPEDE』(8月9日公開)。「ガルパン」最終章の第2部『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』(6月15日公開)なども控えている。2019年はどのアニメ映画を観るか、のんびりとスケジュールを考えてほしい。
文/トライワークス