DC映画史上最高のコメディ作品『シャザム!』は、PG-13バージョンの『デッドプール』!?
『ダークナイト』(08)、『ワンダーウーマン』(17)などDCコミックスのヒーローたちの活躍を描く、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の最新作『シャザム!』が、4月19日(金)より公開となる。GW最大の爆笑作になる事間違いなしの本作のプロデューサー、ピーター・サフランから特別コメントが到着した。
イマドキの悪ガキ、ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)。ある日、彼はナゾすぎる魔術師からスーパーパワーをゲットし、悪ガキ仲間のフレディ(ジャック・ディラン・グレイザー)といっしょに、怪力や稲妻パワーをムダづかい。そこにナゾすぎる科学者Dr.シヴァナが現れ、せっかく手に入れた魔法のチカラを狙われることに。彼は、ヒーローらしく最凶の敵を倒し、仲間のピンチを救えるのか。“見た目はオトナ、中身はコドモ”のシャザムが悪ノリ全開な姿を披露しており、これまでのDC作品にはないテイストに早くも大きな期待が集まっている。
本作のプロデューサーであるサフランは、コメディ色が強い作品となったことを「DCブランドの進化の一部でもあると思う。DC作品は歴史的にはかなりダークなブランドだった。『ワンダーウーマン』は、特に、2人の主人公たちの間にリアルな軽さがあったと思う。『アクアマン』(18)は、ダークなところから離れて、もう1歩先に進んでいる。シャザムはその自然な進化の一部なんだ」と、DC映画史上最高興収記録を突破した『アクアマン』と比較しながら「『シャザム!』は間違いなく、どんなDC映画よりも最もコメディ要素が強い。それは、シャザムのオリジン・ストーリーを語る適切なやり方なんだ」と語る。
「これまでに作られたスーパーヒーロー映画とは違う」と語るサフランだが、「もし、何かと比べないといけないとすると『デッドプール』(16)のPG-13バージョンだ。とてもオリジナルな映画で、こういう種類のスーパーヒーロー映画を作る余地があると感じたんだ。DCがどこへ向かっているかという自然な進化ととてもうまく合っていたんだよ」と、“俺ちゃん”といういままでになかったふざけた愛称のヒーロー像で注目を集めて大ヒットした『デッドプール』のように、DCEU作品が進化していると断言し、自信をのぞかせる。
『アクアマン』の大成功によってファンのみならず、多くの観客の支持を確立したことを証明したDCEU。その最新作となる本作では、はたしてどのような進化を見せてくれるのか。DCEU史上“最笑”のコメディ作品の誕生に今から期待が止まらない。
文/編集部