玉森裕太、東野圭吾からのサプライズ手紙に感激!たぬき姿「楽しい」と告白も
東野圭吾の同名ベストセラー小説を実写化した『パラレルワールド・ラブストーリー』の公開記念舞台挨拶が6月1日に丸の内ピカデリーで開催され、玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太、森義隆監督が登壇。難役を演じきった玉森に宛てて原作者の東野からサプライズで手紙が届き、玉森が「本当に知らないですよ!」と動揺。手紙には「(玉森の演じた)敦賀崇史の内面は、私がこれまでに創作したキャラクターのなかでも飛び抜けて複雑です。引き受けてくださったことに感謝いたします。正面から取り組まれたことに敬意を評します」との言葉がつづられており、玉森は「本当にうれしいです。光栄です」と感激をあふれさせた。
玉森が『レインツリーの国』(15)以来、約4年ぶりに映画主演を務めた本作。2つの世界に迷い込んだ崇史が、真実の世界を追い求める姿を描く。玉森が、混乱の渦に巻き込まれていく男の内面を体現した。
東野からの手紙には「今後、様々な役を演じられるのだろうと思いますが、このたびの経験が少しでも糧になることを祈っています」とこれからの活躍を期待する言葉も。玉森はうれしそうな笑顔を浮かべ、「監督にもたくさん追い込んでいただいた。そういうものから生まれたのかなと思う。本当に皆さんの力でできたもの。いろいろな方に感謝したい」としみじみと語っていた。
撮影期間中は、ストイックに役柄に向かう日々が続いた玉森。そばで見ていた吉岡も「崇史はどんどん辛い状況になっていく。それにつれて、玉森さんがどんどん痩せていった」と告白。その後のプロモーションでは玉森の素顔を目にしたそうで、「先日、某番組でウド(鈴木)さんと一緒に、たぬきのコスプレをしている玉森さんを見た時に、同じ人と思えなかった。微笑ましすぎた。耳をつけて、しっぽをつけて、ちょっとした小ネタをやってくださっていた。温かい気持ちになった。元気そうでよかったって」と楽しそうに笑う。
玉森は「ああいう仕事もやらなきゃいけないんです」と言いながらも、「すいません。めっちゃ楽しんでやっていました」と照れ笑い。また玉森、吉岡、染谷と一緒に映画をやれるとしたら、森監督は「『パラレルワールド・ラブストーリー』の2を撮りたい」と意気込んでいたが、玉森も「2、行ってみたい」と乗り気だった。
取材・文/成田 おり枝