『アナベル』『IT』最新作、『シャイニング』続編…“背筋も凍る”ホラー映画が大集合
しだいに秋も深まり、日が落ちるのも早くなってきたなと感じる今日このごろ。そんな秋の夜長には、とびきりのホラー映画を楽しみたい…。そんな人にうれしいことに、この秋は注目作が続々と待機中!ということで、ここで一挙に紹介していきたい。
撮影現場でも心霊現象が…!?アナベル人形と恐怖のお留守番
まずは、現在公開中の『アナベル 死霊博物館』から。この作品はジェームズ・ワンによる人気ホラー「死霊館」シリーズに登場した、実在する“呪いの人形”アナベルを題材としたスピンオフの第3弾だ。
実際に現在もアナベル人形が保管され、定期的にお祓いがされているという、エドとロレインのウォーレン夫妻の自宅地下に作られた“いわくつき”アイテムたちの博物館が物語の舞台。夫婦が家を留守にした晩、娘のジュディは、ベビーシッターとその友人ダニエラの3人で一夜を過ごすことに。しかしダニエラが博物館に入り込み、“決して開けるな”という警告を無視して、アナベルの封印を解いてしまったことから、数々の恐怖に襲われていく…。
博物館には『死霊館』ファンにはおなじみの、アコーディオンを抱えた猿のおもちゃや大きな侍の人形など、不気味な展示品がズラリと並び、おどろおどろしさはケタ違い。実際にこのセットではピアノの椅子が勝手に動いていたり、訪れた記者の腕時計が壊れたり…。さらにジュディ役のマッケナ・グレイスが、インスタントカメラで記念撮影をする際にアナベルも一緒に撮ると、写真が真っ黒になっていたんだとか…。
“恐怖のピエロ”に大人になった負け犬たちが再び挑む!
11月1日(金)にはスティーヴン・キングの小説を2部作で映画化した完結編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が公開される。前作では、それぞれの悩みを抱える子どもたちが団結し、ペニーワイズがもたらす恐怖に立ち向っていく姿を描き、ホラー映画史上最高の北米興収となる3億2700万ドルを叩き出す大ヒットとなった。
続編となる本作は、27年後を舞台に大人になったルーザーズクラブが再び恐怖と対峙していく。小さな田舎町デリーで再び児童の失踪事件が相次いで発生。「COME HOME COME HOME(帰っておいで…)」という不気味なメッセージが届き、街に残っていたマイクは「“それ”がまた現れたら、必ず戻ってこよう」と約束を果たすため、昔の仲間たちに連絡する。街で再会を遂げた彼らだったが、1人だけ姿を現さないメンバーがいた…。
なぜ27年周期で子どもが消えるのか?それの正体と目的とは?その謎が明らかになる本作。前作を未鑑賞、もしくは観たけれど内容がうろ覚えという人には、9月27日(金)に東京と大阪の2会場で、「ペニーワイズVSルーザーズ・クラブ<チーム対抗>応援上映!」が実施。完結編公開に先駆け、ここでしか観ることのできない本編の一部も披露されるそうなので、こちらにも足を運んでみてはいかがだろうか。
傑作ホラー『シャイニング』の続編が約40年越しに映画化!
同じくスティーヴン・キングの小説を原作とした作品が11月29日(金)より公開。スタンリー・キューブリック監督が手掛けた『シャイニング』(80)でも描かれた物語の、その後に迫る続編『ドクター・スリープ』だ。
40年前の雪山のホテルで狂った父に殺されかけ、いまも心にトラウマを抱えて、人を避けるようにひっそりと暮らすダニー。彼の周りで児童を狙った連続殺人事件が起きる最中、特別な力を持つ少女アブラと出会う。呪われたホテルの記憶が呼び起こされたダニーは、アブラと共に謎を解くため、惨劇の舞台となったホテルへと向かうのだが…。
不気味な双子や、血があふれ出すエレベーター、破壊されたドア越しの顔に、<REDRUM>の文字など、キューブリック監督の『シャイニング』を思い起こさせるおなじみの描写が多数用いられている本作。前作の観直しはマストと言えそうだが、この度その『シャイニング』が4KUHDで10月30日(水)にリリースされることに。しかも現在発売されている119分のコンチネンタルバージョンではなく、143分の北米公開版ということなので、こちらもあわせてチェックしておこう。
文/トライワークス
発売日:10月30日(水)
価格:6,345円+税
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント