福山雅治、“ましゃファン”から「ラブシーンに嫉妬しちゃう」率直な意見もらい笑顔!
福山雅治と石田ゆり子が初共演を果たした映画『マチネの終わりに』(11月1日公開)の完成披露試写会が10月7日に東京国際フォーラムで開催され、上映後のカーテンコール舞台挨拶に福山をはじめ、石田、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、板谷由夏、古谷一行、西谷弘監督がサプライズ登場。会場から「キャー!」との驚きの声が上がると共に、スタンディング・オベーションが巻き起こった。
本作は東京、パリ、ニューヨークの彩り豊かな街並みを舞台に、音楽家とジャーナリストの男女二人が、出会い、悩み、そして愛した6年を描くラブストーリー。福山が、天才ギタリストとして名を馳せるも、現状の演奏に満足ができずに自分の音楽を見失い苦悩する蒔野聡史役。石田が、蒔野と惹かれ合うヒロインのジャーナリスト、小峰洋子役を演じた。
この日は、完成披露試写会の上映前にも舞台挨拶を実施。映画が終わり、場内が明るくなると福山を先頭に、ズラリと豪華メンバーがステージに姿を現した。万雷の拍手はなかなか鳴り止まず、登壇者陣も感激の面持ちを見せた。福山は「ずっとこの拍手を聞いていたい」と笑顔を浮かべ、涙している観客を見つけて「泣いていらっしゃる」とコメント。「一年間かかって監督が仕上げてくれた作品。この拍手で、キャスト、スタッフ一同、報われますね。うれしいです。本当にありがとうございます」と語り、再び大きな拍手を浴びた。
「皆さんの感想を聞きたい」という石田の言葉により、即席ティーチインがスタート。スタッフが客席に降りてマイクを向けると、ある女性は「私は“ましゃファン”なんです」と告白。福山がすかさず「僕、ましゃです」と申告するなか、女性ファンは「ラブシーンとか、いつも嫉妬しちゃうんです」と複雑な心境を語り始め、福山と会場の笑いを誘った。続けて、女性ファンは「今回は物語に入っていて、そんなことを感じなかった。観終わった後に、“あ、ああ…”って(嫉妬した)。素敵な女性だったし、素敵な物語だなと純粋に感じました」と映画鑑賞中は、その役柄の物語として堪能したと明かしていた。
福山は「ありがとうございます」と感謝しきりで、「皆さんの声が聞きたい。この映画をどう受け取ってくださったのか。どんな感想があるのか。生の声が聞きたいよねと、みんなで話していた」とニッコリ。ネタバレ厳禁の展開となっているため、「皆様の良識の範囲でSNS等で感想を聞かせていただけるとうれしいです」と前置きしつつ、「ネタバレしない程度の率直なご感想をいただけると、僕は今夜、それを読みながら酒のアテにしたいと思っております」と期待していた。
取材・文/成田 おり枝