大ヒット作『ジョーカー』『IT/イット THE END』に続く”ピエロムービー”!?『仮面病棟』の魅力に迫る!
現役医師である知念実希人の傑作ベストセラーミステリーを坂口健太郎主演で映画化する『仮面病棟』が、2020年3月6日(金)より公開される。累計発行部数100万部を突破する本作シリーズの待望の映画化となる本作では、原作者の知念自身が脚本を担当。ドラマ「99.9 –刑事専門弁護士-」や映画『屍人荘の殺人』(12月13日公開)など、話題のサスペンスミステリーを数多く手掛ける木村ひさしが監督を務める。
主人公、一夜限りの当直医の速水役を映画単独初主演となる坂口健太郎、ヒロインのケガを負った女子大生の瞳役を永野芽郁が演じ、ある日突然ピエロの仮面をつけた凶悪犯に占拠された病院で繰り広げられるノンストップ脱出ミステリーが描かれる。
今年大ヒットを記録中の話題作『ジョーカー』(公開中)と『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(公開中)の共通点と言えば、どちらも“ピエロ”と“謎”が物語の鍵を握っていること。心優しかった一人の男が“ピエロ”の仮面をかぶった悪のカリスマに変貌していく様を描き、第76回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞、アカデミー賞大本命とも言われ、いまだその勢いは衰えずまさに“ピエロ”ブームの火付け役的存在となった『ジョーカー』。
そしてそんな驚異の大ヒットを叩き出した『ジョーカー』と同様に下半期の話題をさらったのが、闇に巣食う“モンスターピエロ”ことペニーワイズの恐怖と謎を描き、ホラー映画歴代興行収入No.1シリーズとなった『IT/イット』の完結編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』。
人々の内に潜むピエロへの恐怖心をあおり、世界中で空前のピエロブームを巻き起こした2作品だが、本作『仮面病棟』の一番のキーとなるのも実はこの“ピエロ”なのだ。先日解禁された特報映像でついにその姿を現した“ピエロ”の風貌は、今までにないカラフルな長髪を特徴とし、その出で立ちはまさに新しい“謎の存在”として観る者を恐怖に陥れること間違いなし…。
不可解な謎と、ピエロの仮面をかぶった凶悪犯の真の犯行目的。この病院の“仮面の下”に隠されたものとは?
話題作『ジョーカー』『IT/イット』完結編に続く“ピエロムービー”としての側面にも期待が高まる本作。ジョーカーともペニーワイズとも違う、表情がまったく見えない仮面のピエロの恐怖と謎が、2020年もさらなる“ピエロブーム”を加速させるはずだ!
文/富塚 沙羅