『Fate』杉山紀彰と中田譲治に聞く士郎と言峰の宿命…「お互いの正義を貫くことを選択する」
「士郎と桜だけでなく、ふたりを取り巻くキャラクターの物語でもある」(杉山)
――ご自身が聖杯戦争に参加することになったら、召喚したいサーヴァントは?
中田「これは物議を醸しそうだね(笑)」
杉山「参加する以上は命を懸けても叶えたい願いがあるので、セイバーで!でもマスターしだいで弱くなる可能性もあるので、強いサーヴァントを選んだとしても、自分という不安要素があります(笑)」
中田「僕も普通に考えたら、ちょっぴり食いしん坊だけど、セイバーかな。かわいいしね(笑)。大人的にはライダーの色っぽさも捨てがたいですけど」
杉山「たしかに(笑)」
――今作ではライダーがより活躍しますね。
杉山「マスターしだいで強くも弱くもなるという設定がありますからね。[Heaven’s Feel]というルートは士郎と桜だけでなく、ふたりを取り巻くキャラクターの物語でもあるという印象です。桜とライダー、士郎とイリヤ、桜と凛、士郎と言峰の関係性が複雑に折り重なりながらも、それぞれが色濃く出ていて見応えがあります」
中田「個性的なキャラクターなので、戦うシーンにも独特のかっこよさがあります。サーヴァントなのになんて人間臭いのだろう、と感じることも多々ありましたね」
――演じるキャラクターが染みついているお二人ですが、杉山さん、中田さんが個人的に好きなキャラクターを教えてください。
杉山「ランサーです。迎合するのではなく、価値観はしっかり持っているところが好きです。自分の正義に反することは、自分の判断で動くという武人らしい、漢らしいところがあるので、キャラクターとして魅力を感じます」
中田「『Fate/stay night』となると士郎とセイバーという印象が強いけれど、凛の存在は大きいですよね。慎二もある意味、言峰と同じで破綻者ですけど、彼なりのドラマもきちんとあって、良いキャラクターだなと思います」
取材・文/タナカシノブ
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