渋谷駅でスカウトされた大型新人が長澤まさみの息子役に!『MOTHER マザー』ポスター&本予告解禁
少年が起こした殺害事件に着想を得て、実話をベースに描いた『MOTHER マザー』。長澤まさみ主演で、今夏全国公開が決定していたが、このたび第2弾キャストが発表され、あわせて本予告とポスタービジュアルも到着した。
本作は、実際に起きた事件から着想を得た衝撃作。母親しか頼るものがない周平と、社会の底辺で生き抜くシングルマザーの秋子の間に“ある感情”が生まれ、成長した周平は凄惨な事件を起こしてしまう。
長澤まさみが、社会の闇へ堕ちていく母親の秋子役に挑戦。また、秋子と内縁の夫になるホストの遼役を阿部サダヲが演じている。『新聞記者』『宮本から君へ』(ともに19)など数々の話題作を手掛けている映画会社スターサンズの河村光庸プロデューサーが、『日日是好日』(18)の大森立嗣監督とタッグを組み、新たな物語として映画化した。
今回、第2弾キャストとして、秋子の息子で後に殺害事件を起こしてしまう17歳の少年、周平役が明らかに。本作が初オーディション、スクリーンデビューとなる新人の奥平大兼は、友人との帰り道、渋谷駅の改札でスカウトされたことに始まり、「勉強のために」と受けたオーディションで今回の大抜擢となった。
奥平は「長澤さんが“大丈夫”と優しく声を掛けてくださり、お母さんのように接してくださったおかげで、脚本を読んで僕が感じた周平を演じることができました」と現場を振り返る。大森監督も、「彼が偉かったのは、演技の中で嘘をつかないことをやり通せたこと」と評価。共演した長澤も「そこで生まれた感情に大きく揺れ動く姿と対峙することで、自分も素直に演じることができました」と、いい刺激を受けたようだ。
解禁された予告映像は、返り血を浴びた姿で歩く少年が映しだされ、オープニングからセンセーショナル。長澤演じる母、秋子の「あれはあたしが産んだ子なの。あたしの分身。舐めるようにしてずっと育ててきたの」というセリフからは母と息子の歪んだ愛情が垣間見える。
第2弾キャストとして発表となった夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花ら豪華キャストも登場。これまで数多くの女優賞を獲得してきた長澤と期待の新星、奥平がどんな化学反応を見せてくれるのか?今夏の公開に期待が高まる。