『ホタルノヒカリ』映画化で綾瀬はるかが干物女度を告白!「ズボンと靴下を一緒に脱ぐ」
人気ドラマの劇場版『ホタルノヒカリ』(6月9日公開)の完成披露試写会が5月14日に東京国際フォーラムで開催され、綾瀬はるか、藤木直人、手越祐也、松雪泰子、板谷由夏、安田顕、吉野洋監督が登壇。流行語にもなった“干物女”の主人公ホタルをとびきりキュートに演じて、当たり役の一つとなった綾瀬は、「22歳の頃に初めてホタルを演じさせてもらって、今回、映画が無事に完成できたことを本当に嬉しく思っています!」と喜びをあらわにした。
原作は累計400万部を誇る、ひうらさとるによる同名コミック。2007年にドラマ化され、「恋愛するより家で寝ていたい」が口癖のホタルの奮闘ぶりが、女性から圧倒的な支持を獲得した。映画版では、ドラマのパート2でめでたくゴールインしたホタルと高野部長が、新婚旅行のために訪れたローマで巻き起こす珍騒動が描かれる。高野部長役を演じる藤木は、「縁側でゴロゴロしているやりとりを、大きなスクリーンにする必要があるのかと思った」と映画化の率直な感想を明かし、続けて「でも、新婚旅行でイタリアに行くと聞いて、『なるほど!』と。スケールが大きくなりました」と自信をのぞかせた。
また、劇場版のオリジナルキャラクターとして、イタリア版“干物女”も登場。演じる松雪泰子は「テレビシリーズから見ていて、家で癒されていました」と語り、その弟役に抜擢された手越祐也も「僕もドラマからのファンで、この一員になれるのが信じられなかった!」と、チームへの参加を心から喜んでいた。
ロマンティックなムードあふれるイタリアで1ヶ月以上にわたるロケを敢行。初の海外ロケを経験した綾瀬は、「ランチボックスがとても豪華で! パスタや生ハム、ケーキもついていたんです」と目を輝かせたが、藤木は「でも、ランチボックスなんだよ。しらふで生ハム食べてもね。お酒が必要でした」と苦笑い。劇中さながらのやりとりで、会場の笑いを誘った。
続けて、自身の干物女度を聞かれた女性陣。綾瀬は「干物女です! 家に帰ったら、ズボンと靴下を一緒に脱ぎます」と役柄同様のプライベートを明かし、松雪も「私も帰ると、即効スエットに着替えます」と上品な笑顔を浮かべつつ、会場を驚かせた。気になる男性陣の意見として、藤木は「僕自身も干物なので、干物女はあり。でも部屋に生ゴミがあるのは駄目」、安田も「オナラを聞かせるか聞かせないかがポイントでしょうね」とコメント。手越は「僕は干物女はなし!(笑)」と宣言しながらも、「でも、ホタルみたいに外ではしっかりと仕事をする干物女はありかな。外でも家でも干物な人は駄目ですね」と、それぞれが自身の女性観を明かした。
最後に、藤木は「とても思い入れのある作品。スタッフ、キャストの色々な思いが詰まっていて、エンドロールまで楽しめる作品になりました」と力強くアピール。綾瀬も「皆さん、日々お疲れのことと思いますので、ぷらっと映画館に遊びにきていただければ嬉しいです」と、柔らかな笑みを浮かべ舞台挨拶を締めくくった。思い切り笑えて、幸せな余韻に胸がキュンとなる本シリーズ。ホタルと部長の新たなストーリーを是非スクリーンで見届けたい。【取材・文/成田おり枝】