ポール・マッカートニー、コンサート中にバッタの大群に襲われる
ブラジルのゴイアニアにあるスタジアムで行われたポール・マッカートニーのコンサート中に、バッタの大群が飛来し、一時はステージを占拠する騒ぎになったという。
英紙デイリー・メイルが掲載している写真を見ると、おびただしい数のバッタが会場上空を飛んでいるのがわかり、ピアノを弾きながら歌っているポールのシャツやズボンの上に何匹もバッタが止まっている。しかし、動物愛護活動に熱心なことで知られているポールは、ピアノの上や自分の背中や腕に止まっているバッタを気にすることもなく、さらにビートルズの大ヒット曲「ヘイ・ジュード」を演奏中に、自分の肩の上に止まったバッタを“ハロルド”と名付け、「the movement you need is on your shoulder(どうするかは君の肩にかかっている)」の歌詞の後で、「今、まさにその状態だね」とジョークを飛ばしたらしい。
こうしたハプニングにも関わらず、ポールは4万7000人の観衆を前に、最後まで歌い続けたそうで、デイリー・メイル紙電子版にコメントを寄せたブラジル在住のファンは、「私はこのコンサート会場にいました。バッタの大群が現われた時は本気でびっくりしました。でも、楽しかった。ポールはユーモアたっぷりに状況を受け止めていました。彼がたくさんジョークを飛ばしたので、愉快でした」と書いている。【UK在住/ブレイディみかこ】
作品情報へ