三谷幸喜、大泉洋の提案「興収ナンバー1が無理なら丸坊主に」を却下!

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三谷幸喜、大泉洋の提案「興収ナンバー1が無理なら丸坊主に」を却下!

三谷幸喜監督の初となる時代劇『清須会議』(11月9日公開)で、選挙活動さながらの“最後のお願い”と称したトークイベントが、11月4日に有楽町マリオンで開催。三谷監督が演説をするにあたり、役所広司、大泉洋も応援に駆けつけた。日本映画の聖地ともいえる有楽町は、織田信長の弟・織田有楽斎の住居があったといわれる織田家ゆかりの地だ。三谷は「国民のみなさんに、ゆとりのある生活を送ってもらいたい。ゆとりとは何か?映画館へ映画を見に行くことです」と、集まった2000人ものギャラリーに訴えかけた。

『清須会議』で本年度の興行収入ナンバー1を目指す三谷監督。役所は「映画は、三谷幸喜さんご自身よりも面白い映画です」とお茶目にアピール。大泉は「三谷くんは映画で日本を変えようとしている。日本を明るくしようと言ってる。ナンバー1にならなかったら、彼は丸坊主にすると言ってる。そのくらい本気です。彼を男にしてやってください」と声高らかにスピーチ。

でも、その無茶振りな公約について三谷監督は「僕が丸坊主ですか?却下!」とバッサリ。その後、興収1位となった時の公約について「ここで大泉洋と踊り続けます」と宣言。大泉が「三谷くん、それはここに迷惑なんじゃないか?」と突っ込むと、三谷監督は「どっかで踊ります」とキッパリ。大泉も「では、チャールストンを一緒に踊ろう」と言うと、三谷が「役所広司も踊ります」と続け、役所も苦笑い。大泉が「『Shall we ダンス?』(96)だ。草刈(民代)くんも呼ぼう」とノリノリに語ると、会場は爆笑の渦となった。

織田信長亡き後、後継者問題や領地配分について家臣たちが話し合ったと言われる清須会議。集まったのは、織田家の筆頭家老・柴田勝家(役所広司)、後に豊臣秀吉として天下を収めることになる羽柴秀吉、勝家の盟友で参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、信長の重臣で、どっちつかずの池田恒興(佐藤浩市)の4人。オールスターキャストの競演で贈る、興味深い頭脳戦に乞うご期待。【取材・文/山崎伸子】

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