堀北真希と松田龍平は「予測不能なふたり」。余貴美子が共演エピソードを披露

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堀北真希と松田龍平は「予測不能なふたり」。余貴美子が共演エピソードを披露

堀北真希主演のハートフルな物語『麦子さんと』(12月21日公開)のプレミア試写会が11月19日にニッショーホールで開催され、堀北をはじめ、松田龍平、余貴美子、麻生祐未、温水洋一、ガダルカナル・タカ、吉田恵輔監督が登壇。堀北は「皆さんにも共感したり、思い当たるところがあると思う。この映画が、お母さんのことを改めて考えるきっかけになれれば良いなと思います」と晴れやかな笑顔を見せた。

本作は、親に無関心だった麦子(堀北)が母の青春に巻き込まれ、やがてひとりの女性として成長していく姿を描くハートフルな物語だ。麦子の母役を余貴美子、兄役を松田龍平が演じている。堀北は「緊張しました」と余との共演に恐縮気味。「個性的なお母さんで、このお母さんの子なんだなということを実感しながら演じました」と役作りについて教えてくれた。

一方の余は「堀北さんは、本当に可愛くて。写真集を買います!皆さんもよろしくお願いします!」と語りかけ、会場を笑いの渦に包んだ。「堀北さんと松田さんは、予測不能な感じがあって興味深かった。何をしでかすかわからない、不思議なふたり」と、堀北と松田との共演を楽しんだ様子だ。

松田は、「現場もすごく良い雰囲気で、ゆったりとした時間が流れていた。居心地が良かったです」と撮影を述懐。パチンコ屋で働く青年役とあって、劇中ではマイクパフォーマンスも披露しているが、吉田監督は「龍平くんのマイクパフォーマンスのシーンは、罰ゲームっぽくて面白い。是非、それを楽しんでもらえたら」とアピールした。

続いて、母娘の物語であることにちなんで、それぞれが母についてのエピソードを語ることに。堀北は「母はよく、手紙をくれるんです。全部大事にとってありますし、いつ読み返しても母の温かさが伝わる」とニッコリ。吉田監督は「すごい親不孝だった」と振り返り、「素直な気持ちを伝えたいと思っても、男だからいえなかった。この映画で気持ちを伝えられればと思っていたのに、クランクインの2週間前に母が亡くなってしまった」と告白。「今は『こうしておけば良かった』という後悔がある。親不孝者がいたら、この映画を見て考え方が変わったら良いなと思う」と映画に込めた思いを明かしてくれた。【取材・文/成田おり枝】

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