ジョニー・デップに一体なにが?アメリカで人気急落の陰にアンバー・ハードの存在!?
「ジョニー・デップ主演作ならなんでもヒットする」と言われるほどだったジョニー。しかし、今年に入って出演作の興行成績がことごとく低迷し、米メディアはジョニーの異変と動向に注目している。
過去、インディーズ系やクライムドラマなど、一般人向けのヒット作とは無縁だったジョニー。しかし、ヴァネッサ・パラディとの間に2人の子どもを授かってからは、子どもや家族向けの作品に数多く出演し、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで人気の絶頂を極めた。
そして、モテ男ながら浮気もせずにヴァネッサひと筋であることをアピールし、よき父親でもある彼は女性たちのハートをガッチリ掴み、異色のドラマなどもヒットさせてきた。
しかし、『パイレーツ~』シリーズでさえも、アメリカの興行成績が第1作から第2作にかけては伸びたものの、その後は第3作、第4作『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』(11)と、シリーズを追うごとに大幅に下降し、それ以降、ヒットすべき作品までもが「大コケ」という異常な事態に陥っている。
ジョニー最大の失敗作と言われているのが、婚約者アンバー・ハードと出会った『ラム・ダイアリー』(11)だ。その後出演したいずれの作品も評判が悪く、大ヒットが期待されていた『ダーク・シャドウ』(12)が振るわなかったほか、『ローン・レンジャー』(13)は米メディアから、「あのジョニー・デップはどこに?観客はワンパターンのジョニーも汚らしいジョニーも見飽きたようだ」と書きたてられ、膨大な製作費を費やした同作の赤字が大きく取り沙汰された。
そして、クリストファー・ノーランをプロデューサーに従え、製作費1億ドルをかけたSF超大作『トランセンデンス』(14)に至っては、「ヘアスタイル以外、特筆すべき点はない。ジョニーの今後が心配だ」とまで評され、初日3日間の興行成績はわずか1100万ドルにしか至らなかった。
期待値が高すぎると言えばそれまでだが、ここまで落ち込んでいる原因は一体なんなのか?
「ブラッド・ピットは、ジェニファー・アニストンという妻を捨ててアンジェリーナ・ジョリーに走ったことで人気が低迷しましたが、ジェニファーとアンジェリーナは3歳しか違いませんし、アンジェリーナについて沈黙を貫き通しました。そして、しばらくは表舞台から退き、プロデューサーなど脇役に徹したんです。センスのよさも手伝って、ほとぼりが冷めてからは役者としても復活していますし、アンジェリーナをたて、サポートすることで、よきパートナー、そして父親として、以前よりも女性からの支持を得ています」
「トム・クルーズはニコール・キッドマンを捨てた時点で女性から大反発を受けましたが、その後は宗教がらみの発言に加え、年下のケイティ・ホームズとの恋愛については、ソファの上を飛び跳ねるなどはしゃぎすぎたため、ひんしゅくをかったようです。シリーズ第4作『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(11)で復活を果たしましたが、その他の作品は厳しいものがあります」
「ジョニーは、いい男でありながら唯一家庭を大事にしているイメージ長かった分、突然若い女性に走ったことで、女性たちの失望感も大きかったようです。さらに、アンバーに首っ丈なのが丸出しで、『子どもがたくさん欲しい』などとあからさまにしゃべり始めたことで、これまで私生活を出さずにクールさを保っていたジョニーの印象が一気に崩れてしまったんです。年齢のせいなのかアンバーにのめり込んだせいなのか、エッジの効いたジョニーのよさがなくなってしまったのも事実です」とcontactmusic.comなど複数のメディアが分析している。
今後もジョニーは、『イントゥ・ザ・ウッズ』(15年3月14日公開)、『London Fields(原題)』(14年全米公開予定)、『Mortdecai(原題)』(15年2月6日全米公開)、『Black Mass(原題)』(15年9月18日全米公開)のほか、『Through the Looking Glass(原題)』(16年5月27日全米公開)、そしてシリーズ第5作『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales(原題)』(17年7月7日全米公開)出演が正式に発表されており、出演作はめじろ押し。一生スターであり続けるのは難しいが、ナショナル・エンクワイラー紙は、「『パルプ・フィクション』(94)でジョン・トラボルタが復活したように、ジョニーの起死回生を願う」と期待を込めて締めくくっている。【NY在住/JUNKO】