イッセー尾形、小さな主演女優を抱き、メロメロの表情

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イッセー尾形、小さな主演女優を抱き、メロメロの表情

イッセー尾形 が『太陽』(05)以来、9年ぶりに主演を務めた『先生と迷い猫』(10月10日公開)の完成披露試写会が、8月10日にユナイテッドシネマ豊洲で開催。イッセー尾形、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、もたいまさこ、岸本加世子、深川栄洋監督が舞台挨拶に登壇した。主演のイッセー尾形は「すごく上質で穏やかで品のある映画だと思っています」と映画をアピールした。

イッセー尾形は、共演の染谷について「最初のシーンで、染谷くんのペースで入ってきて、校長先生の演技が崩される、ということでしたが、本当にペースを乱されました」と笑顔で言うと、染谷も「そういうオーダーだったので」と微笑む。

イッセー尾形が「本当にあたふたしましたが、そこを撮られて。でも、だんだん乱されることが心地良くなっていきました。自分でペースを作るより、乱される方が良いんだなと思って、楽しむことにしました」とコメント。

深川監督は、イッセー尾形について「猫とイッセーさんがすごくよく似ている」と言い「コントロールしようとすると大変だけど、見ているとすごく面白い。みなさんも、イッセーさんを人間とは思わず、動物園にいる動物だと思って観てもらえればと。あ、すみません。失礼なこと言って」と笑いを取った。

最後に、本作で猫のミイ役を演じた、主演女優の三毛猫ドロップが登場。彼女は、NHKの朝ドラ「あまちゃん」で夏さん(宮本信子)の飼い猫役を演じた猫で、本作では代役なしで、全編を演じ切った。ドロップを抱いたイッセー尾形はメロメロ状態となり、「良い思い出だと言っています」と、ドロップの声を代弁した。

『先生と迷い猫』は、ノンフィクション「迷子のミーちゃん〜地域猫と商店街再生のものがたり」を原案にしたヒューマンドラマ。イッセー尾形演じる妻を亡くした元校長と、地域猫ミイとの交流を描く。【取材・文/山崎伸子】

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