「よく来てくれたニャー」イッセー尾形が共演猫と挨拶

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「よく来てくれたニャー」イッセー尾形が共演猫と挨拶

10月10日(土)、『太陽』以来、9年ぶりの主演となるイッセー尾形の最新作『先生と迷い猫』の初日舞台挨拶が新宿バルト9にて開催。イッセー尾形、染谷将太、北乃きい、岸本加世子、三毛猫のドロップ、深川栄洋監督が登壇した。

本作は、ノンフィクション「迷子のミーちゃん〜地域猫と商店街再生のものがたり」を原案にしたヒューマンドラマ。イッセー尾形演じる妻を亡くした元校長と、地域猫ミイとの交流がつづられている。

イッセーは「この映画は、台本通りの場面もあるし、そうじゃないところもあります。ほとんどリハーサルはしなかったので、ドキドキしましたけど、監督はそのドキドキ具合を狙ってたみたい。楽しさと緊張を同時に感じながら演技していました」と、撮影時を振り返り、染谷も「僕もだいたいドキドキしていました」と同調した。

また、イッセーは、北乃と初めて出会うシーンで「(猫を捜しているときに)きいちゃんに何やってるんですかと声を掛けられるシーンがあるんですが、本当に声を掛けてくれるのかな、と思いましたね。怪しくて、そのまま通り過ぎてっちゃうんじゃないかと」と、苦笑い。これには北乃も「ほふく前進みたいになってて。普段だと話しかけていないと思います(笑)」と笑った。

ちなみに、イベントの途中でステージに上がったドロップを抱いたイッセーは、「良く来てくれたニャー」と、お茶目に挨拶。北乃は「(ドロップが)走ってる姿をあまり見たことなくて。落ち着いていて癒されます」、染谷は「この貫録には憧れますね」とドロップを絶賛し、深川監督は「早く帰りたいので、かごを見せたら演技してくれる。餌を見せたりして演技をさせる普通の猫ちゃんとは違いました。とても穏やかな性格の猫です」とコメント。岸本は「ドロップちゃんは現場で全くストレス感じていなかった。そういうところもこの映画が好きなところです」と笑顔を見せていた。【取材・文/平井あゆみ】

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