ボケまくる佐藤浩市らベテラン勢に、綾野剛ら若手はタジタジ!?
3月7日、『64‐ロクヨン‐ 前編』(5月7日公開)の完成披露試写会が東京国際フォーラムで行われ、試写会後に行われた舞台挨拶に佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和ら日本を代表するキャストたちが登場した。
本編終了後、この豪華キャスト陣を見た観客は思わず、スタンディングオベーション。主演の佐藤が「終電逃してもいいから、このまま後編も見たい方は?」と問いかけると観客からは大歓声が上がった。しかし「ありがとうございます。でも、それは無理(笑)」と切り替えし、会場の笑いを誘った。
これをきっかけに、ベテラン俳優陣のボケ合戦(!)がスタート。後編から登場する緒形直人は「前編ではワンシーンも出てないので、寂しい思いでいっぱいです」と自虐ネタで爆笑を取ると、椎名もこれに続き「出番わずかでしたね。事件ともほとんど関係ありませんし」とボケを重ねていく。さらに、仲村は「久しぶりに真面目な警察を演じました」と「あぶデカ」シリーズを揶揄するようなボケを披露し、会場を盛り上げた。
一方、この勢いに押され気味(?)だったのが綾野、窪田、坂口といった若手組。役者の大先輩が集まった作品に参加できたこと、彼らと共演できたことを嬉しく思うと真摯なコメントを打ち明けたものの、ベテラン勢以上の盛り上がりにはやや欠ける…という印象だった。
また、本作の座長というべき佐藤は真っ先に冗談を言っていたが、会場の歓声には「もう歳なんで、涙腺が…」と思わず涙を浮かべる一幕も。挨拶の最後に『64-ロクヨン- 後編』(6月11日公開)の見どころを語った佐藤は「後編ですべてのピースがはまって、一枚の絵になるのを見届けてください」と締め、舞台挨拶を終えた。【取材・文/トライワークス】