佐藤浩市、『64』チームにおごりまくり「僕はウォレット」
横山秀夫のベストセラー小説を2部作として映画化したミステリー『64-ロクヨン-前編』の初日舞台挨拶が5月7日に日劇で開催。佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、坂口健太郎、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督が登壇した。主演の佐藤は「徐々に広報室が結束していく。広報室のメンバーでしょっちゅう飲みに行ってました」と現場のチームワーク作りについて語った。
榮倉は「何回も連れていってもらいました。また、浩市さんにお寿司を食べさせてほしいという流れがあったんですが、実は、ちゃんと連れていってもらったのに覚えてなくて」と苦笑い。佐藤は「おごった僕も覚えてなかった」と首を傾げる。
瑛太が「僕は覚えてますよ。酔っ払ってましたが『瑛太、やっと俳優になったな』と言ってもらいました」と言うと、佐藤は「え?瑛太いた?それを言ったのあの時だっけ?失礼しました」とたじろく。続けて「僕はみんなのウォレット(財布)ですから」とおちゃめに言うと、榮倉は「そんなことはないです」と笑う。
また、瑛太は「坂口くんと2人で飲みに行った時、2、3時間いたけど、二言三言しかしゃべらなかった。でも、心地良い時間でした」と言うと、会場からどよめきが。坂口も「はい。ラーメン食べて、静かに帰りました」と笑顔を見せた。
『64-ロクヨン-』は、わずか7日間しかなかった昭和64年に発生し、未解決となっている少女誘拐殺人事件の解明に挑む元刑事の広報員(佐藤浩市)と、彼を取り巻く人々のドラマが描かれる。佐藤は「みなさんに支えてもらいました。若手・ベテランかかわらずです」と全員に感謝した。【取材・文/山崎伸子】
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