獣を愛しすぎたヒロイン!?種別を超えた性愛シーンが衝撃的!
ペットを愛するあまり、過剰なスキンシップが取り沙汰されている昨今。だが、度を越した愛情ゆえに、野生のオオカミを家に連れ込んで裸で絡み合う……なんていうトンデモ描写で話題を呼んだのが『ワイルド わたしの中の獣』(12月24日公開)だ。
とにかく本作のヒロイン、アニアのオオカミへの入れ込みようがハンパない。ある日、森で一匹のオオカミと出会ったのを機に“野性”の虜となった彼女は、なんとかして自宅のある高層マンションに連れ込み、共同生活を始める。
とはいえ、狭い部屋に連れ込まれたオオカミは暴れ回り、最初はアリアも命の危険を覚えるハメに。それでもアニアの愛が次第に伝わり、2人(2匹?)はまるで恋人同士のように愛を交わすようになっていく。それが妄想ではなく、リアルに描かれているのが衝動的だ。
また、飼い慣らしたオオカミが人間の生活に馴染んでいく…と想像しがちだが、本作は逆!アニアが、食事を手づかみで食べたり、急に奔放なふるまいをしたりと、オオカミの野性に寄っていくのが実に独創的。
いくら動物好きといえど、こうしたアニアの言動は一見理解し難いかもしれない。だが、本作の挑発的なコピー「愛の対象は人間なんて――教わっていない。」にもあるように、固定概念を超えた映像体験はあらゆる意味で衝撃的だ。【トライワークス】
作品情報へ