映画ランキング - 全米映画
(2023/12/1~2023/12/3)

2023年12月4日 発表(毎週火曜更新)
2023年12月1日~2023年12月3日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『Renaissance: A Film by Beyonce』『ハンガー・ゲーム0』『ゴジラ-1.0』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    NEW

    Renaissance: A Film by Beyonce

    、169分、舞台・音楽
    4.7
    28

    週末興収$21,000,000

    累積興収$21,000,000

    2023年5月より敢行されたビヨンセの「ルネッサンス」ツアーのステージと、公演までの彼女の軌跡を追うドキュメンタリー。単独としては6年ぶりとなる本ツアーで、通算7枚目となるアルバム「ルネッサンス」に収···もっと見る

  • No.2
    1 down

    ハンガー・ゲーム0

    、157分、アクション/ファンタジー
    3.4
    562

    週末興収$14,500,000

    累積興収$121,243,408

    「ハンガー・ゲーム」シリーズに登場した独裁者コリオレーナス・スノーの少年時代を描くサバイバルアクション。「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンスが監督を務め、『ロビン・フッド』のトム・ブラ···もっと見る

  • No.3
    NEW

    ゴジラ-1.0

    、125分、アクション
    4.3
    8143

    週末興収$11,031,954

    累積興収$11,031,954

    ゴジラ70周年記念作品として制作されたゴジラ作品30作目。山崎貴が監督・脚本・VFXを手掛け、『君の名は。』の神木隆之介が主人公の敷島浩一、『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波がヒロインの大石典子をそれぞ···もっと見る

  • No.4
    NEW
    Trolls Band Together

    Trolls Band Together

    公開未定
    -
    0

    週末興収$7,600,000

    累積興収$74,833,055

  • No.5
    3 down

    ウィッシュ

    、95分、アニメ
    4.0
    7607

    週末興収$7,412,000

    累積興収$41,955,942

    ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された、長編アニメーション。「アナと雪の女王」シリーズのクリス・バックと、『ズートピア』などでストーリーアーティストを担当したファウン・ヴ···もっと見る

  • No.6
    2 down

    ナポレオン

    、157分、伝記/歴史
    PG12
    3.7
    3458

    週末興収$7,125,000

    累積興収$45,740,243

    フランスの軍事リーダーの原点や迅速・冷酷に皇帝まで上り詰める中で垣間見られたナポレオンの私的な面に迫る。最愛の妻ジョセフィーヌとの中毒的かつ不安定な関係を通して描かれる物語。

  • No.7
    NEW
    Animal

    Animal

    公開未定
    -
    0

    週末興収$6,073,703

    累積興収$6,073,703

  • No.8
    NEW
    The Shift

    The Shift

    公開未定
    -
    0

    週末興収$4,358,377

    累積興収$4,358,377

  • No.9
    NEW
    Silent Night

    Silent Night

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,000,000

    累積興収$3,000,000

  • No.10
    5 down

    サンクスギビング

    、106分、ホラー/スリラー
    R18+
    3.7
    603

    週末興収$2,630,000

    累積興収$28,377,633

    クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が手掛けた『グラインドハウス』で上映された存在しない映画の予告編を長編映画化したホラー。予告編を製作したイーライ・ロスが自らメガホンをとり、『···もっと見る

『ゴジラ-1.0』が北米に上陸!週末3日間興収1000万ドル超えの好スタートで、実写日本映画の新記録を樹立
『ゴジラ-1.0』が北米に上陸!週末3日間興収1000万ドル超えの好スタートで、実写日本映画の新記録を樹立
『ゴジラ-1.0』が北米に上陸!週末3日間興収1000万ドル超えの好スタートで、実写日本映画の新記録を樹立

先週末(12月1日から3日)の北米興収ランキングは、ビヨンセの最新ツアー「ルネッサンス」のステージやバックステージ、制作過程などを追った『Renaissance: A Film by Beyonce』 (12月21日日本公開)が初登場でナンバーワンを獲得した。
つい先日もテイラー・スウィフトのコンサートツアーを記録した『テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR』(23)が記録的なヒットとなり、今年2月にはBTSの『BTS: Yet to Come in Cinemas』(23)が好評を博すなど、急激に注目度が増しているコンサートフィルム。2539館で封切られた『Renaissance: A Film by Beyonce』の初日から3日間での興収は2180万ドルで、これは同ジャンルの作品として歴代5位の好成績。今後もこうした人気アーティストのライブを映画館で体験する機会は増えていくことだろう。 さて今回メインで取り上げるべきは、ついに北米公開を迎えた『ゴジラ-1.0』(日本公開中)の話題だ。『ハンガー・ゲーム0』(12月22日日本公開)に次ぐ3位にランクインを果たした同作は2308館で公開され、初日から3日間の興行収入は1141万ドル。これは歴代の「ゴジラ」シリーズで北米最高成績を収めていた『ゴジラ 2000 MILLENNIUM』(99)の興収1003万ドルをたった3日で上回る圧倒的なものであり、今年北米で公開された非英語作品としてナンバーワンのオープニングとなる。 また、これまで北米における日本の実写映画最高興収記録は、“ムツゴロウさん”こと畑正憲が監督を務めた『子猫物語』(86)の1329万ドル(1989年と1990年の2度にわたって公開され、その累計での成績となる)。『ゴジラ-1.0』は公開5日目にその数字を上回ることに成功しただけでなく、平日に入ってからは月曜日と水曜日にデイリー興収ランキングで1位を獲得するなど勢いを増している。すでに2500館以上への拡大公開も決定しており、今後の伸びが期待できそう。 現地での作品評価も上々で、批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば批評家からの好意的評価の割合は97%、観客からの好意的評価の割合は98%とすこぶる高い。かねてから海外でも「ゴジラ」人気が高いと言われていたとはいえ、このように数字としてそれが証明されたこと、そしてなによりも日本の実写娯楽映画がハリウッドの作品と対等に戦えていることは日本映画にとって非常に大きな出来事といえるだろう。 ちなみにこの『Renaissance: A Film by Beyonce』と『ゴジラ-1.0』の効果もあり、例年では前週比6割程度の興収で閑散週末になりがちな“ポスト・サンクスギビング”だが、今年は前週対比8割以上の興収をキープ(感謝祭週末が大きく盛り上がらなかったのも一因ではあるが)。しかも、総興収は9711万ドルと、コロナ禍前の2019年を上回る数字を記録している。この流れで、12月8日からは宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』(日本公開中)も北米公開がスタート。北米映画界が最も盛り上がる年末にかけて、日本映画が存在感を示すというのはうれしい限りだ。 文/久保田 和馬


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