長編アニメ映画賞
Animated Feature
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『スパイダーマン:スパイダーバース』
(北米配給:コロンビア)
さまざまなスパイダーマンが存在する世界を舞台にしたアニメ作品。『ブラックパンサー』(18)につづいてこちらの部門でもマーベル作品が候補入り。前哨戦となる各地の批評家協会賞では『犬ヶ島』(18)と熾烈な争いを繰り広げ、第76回ゴールデン・グローブ賞では見事アニメーション映画賞を獲得。第46回アニー賞では7部門にノミネートされている。 -
『犬ヶ島』
(北米配給:FOXサーチライト・ピクチャーズ)
日本で失踪した愛犬を探す少年と犬たちの旅と冒険を描くストップモーション・アニメ。第82回のこの部門にノミネートされた『ファンタスティックMr.FOX』(09)と同じウェス・アンダーソン監督の作品。お披露目となった第68回ベルリン国際映画祭ではアニメ映画としては異例の銀熊賞(監督賞)を受賞。ストップモーションアニメとしては13年ぶりの戴冠なるか。 -
『インクレディブル・ファミリー』
(北米配給:ディズニー)
14年前にこの部門を制した『Mr.インクレディブル』(14)の続編。全米アニメーション映画史上No.1の興行成績を叩き出し、アニー賞では最多10部門11ノミネート。ディズニー/ピクサー作品はこれまでこの部門を9回制覇しており、昨年につづく連覇がかかる。“続編”というハンデを覆せるか。 -
『未来のミライ』
(北米配給:GKids)
第71回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映された細田守監督作品が、ジブリ映画以外の日本アニメとして初めてノミネート。兄になったばかりの4歳の男の子の不思議な冒険を描く。今年は8本の日本アニメがエントリーしたが、その代表として注目を集める。また、本作を提供する配給会社GKidsはこれで6年連続のノミネート入りとなった。 -
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
(北米配給:ディズニー)
ゲームの世界を舞台にゲームキャラの冒険を描いた『シュガー・ラッシュ』(12)の続編。前作は、第40回アニー賞を圧勝しながらもアカデミー賞ではディズニー/ピクサーの『メリダとおそろしの森』(12)にまさかの惜敗。今年は例年以上に層の厚い顔ぶれの中で第46回アニー賞10部門候補を獲得し、存在感を示す。ディズニー・アニメーション作品はこれまで3度受賞している。