海外ドラマ好きは「連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~」のココに注目!【レコメンW】
レコメンド2 芯が強くアツい主人公
見どころの2つ目は、江口洋介演じる主人公・梶井のキャラクターだ。「場末」と呼ばれるギョウカンの本部長に異動になった日に、SESCの調査が入り、それをきっかけに山一證券は経営破綻に向かっていく。自分の会社の不正調査など非難する者はいても、喜ぶ者などいない。そんな嫌われ仕事にも関わらず、梶井は使命と考えて取り組み、自主廃業が決まっても、現場に残って経営破綻の真相究明を続ける。「とにかく熱い男でブレることがない。その姿を見ていて、海外ドラマの『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』の主人公を思い浮かべました」と西川は話す。
「伝統ある公立病院で大胆な改革に挑んでいく医療ディレクターの奮闘を描く医療ドラマで、実在の人物がモデルになっています。その主人公が『連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~』の梶井と同じく信念の人なんです。本来、患者ファーストであるはずの病院なのに、いつしか利益を追求するあまりに病院の質が低下してしまった病院を改革するために、就任早々、病院内のシステムをどんどん改善していく。有言実行で改革を進める彼に周囲の医師たちも影響され、病院は少しずつ生まれ変わっていくといった内容です。『連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~』も梶井の、“自分たちが会社の不正をちゃんと解明しないで誰がやるんだ”というような信念に突き動かされて、部下たちも会社に泊まり込み、休日も返上して調査に取り組むようになる。とくに、エリート社員だった瀧本(萩原聖人)や、いちばん若手の吉岡(林遣都)が次第に梶井に影響されていく姿には心揺さぶられずにはいられません」。
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“普通”の人々だからこそ共感!
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