“普通”じゃない母娘の物語に観客の共感の声が続々!『漁港の肉子ちゃん』で描かれる「愛の絆にジーンときた」
明石家さんまの企画&プロデュースのもと、直木賞作家の西加奈子による同名小説をアニメーション映画化した『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)。北のどこかにある港町を舞台に、少し変わった母娘の日常を中心とした心温まる物語が描かれる。本作の公開に先がけて実施された試写会のアンケートには、参加者から多くの感動の声が寄せられた。本稿ではこのなかから印象的なものを紹介しながら、本作の魅力をひも解いていきたい。
ダメ男にだまされてばかりの肉子ちゃんと、大人びた11歳のキクコは性格が正反対の母娘。肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を放浪してきた2人は、ある漁港で焼き肉店を営むサッサンと出会い、彼が所有する船で暮らすことに。キクコは地元の小学校になじみ友だちもできるが、体が大きく目立つ存在の肉子ちゃんを少し恥ずかしいとも思っていた。また、クラスの女子同士のいざこざに思い悩み、風変わりな少年、二宮のことも気になり始める。そうして様々なことを経験しながら成長し、この漁港の町が好きになっていたキクコに不安がよぎる。それは肉子ちゃんの次の恋が終われば、この町を出て行かないといけなくなる?ということだった。
インパクト大の肉子ちゃんに大人びた性格のキクコ…愛すべき魅力的なキャラクターたち
本作を語るうえでまず欠かせないのが、インパクト大なビジュアルの肉子ちゃん。特に印象に残ったキャラクターとして、大勢が彼女の名前を挙げており、「波乱万丈な人生を送ってきているのに、底抜けに明るい性格に好感を持てました」や「肉子ちゃんは最初から最後までインパクトが強かったです!」「キクコを本当に大事にしている姿が印象的でした」といった感想が続々。「肉子ちゃんのようなまん丸でチャーミングなキャラクターはなかなかいなくて、印象的で忘れないです」という声もあり、そのキャラクター性を称えるものが数多く集まっている。
このように、肉子ちゃんはとにかく天真爛漫で、サッサンの店のお客さんに愛されている様子からもその人柄がよく伝わってくる。一方で、娘のキクコはいつも落ち着いており、愛読書はJ・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」。しかし、様々な場所を転々としてきたからか、周囲の人たちにどこか遠慮ぎみに接しているなど子どもらしくないところも。
そんな彼女については、「キクコは少し出来過ぎな小学生ですね」とクールなキャラクター性が触れられている一方、「肉子ちゃんとの仲良しな関係に癒されました」など親子関係が心に残ったという人も。「子どもながらに人間関係に悩んでいる姿が印象的でした」のコメントからは、普段は気丈に振る舞っているキクコの繊細さが伝わってくる。
肉子ちゃんとキクコ以外にも、2人と本当の家族のように接しているサッサンや、普段は物静かなのに突発的におかしな表情をしてしまう二宮といった、個性的だけども身近にも存在するような不思議で魅力的なキャラクターが登場する。彼らについても、「素敵だった」「人間味があった」「共感できるセリフがあった」といった声が寄せられている。
バラエティ豊かな声優陣の、演技にも注目!
本作の映画化にあたって話題になったのが豪華な声優陣。肉子ちゃんを映画や舞台、アニメとジャンルを問わずに活躍する大竹しのぶが演じるほか、キクコ役に本作で声優に初挑戦し映画デビューも飾ったCocomi、二宮役には「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役などで知られる実力派声優の花江夏樹がキャスティング。また、キクコといつも一緒に登下校している同級生のマリア役には総勢1673通の応募があった一般オーディションから選出された14歳の新人、石井いずみと、バラエティ豊かでフレッシュな面々が集まっている。
声優陣へは、「キャストが豪華!ほのぼのしている」や「Cocomiちゃんがすごい!初めてとは思えないぐらいすばらしかった!」との感想が。さらに、「肉子ちゃんとキクコの大阪弁のかけ合いが楽しい!」、「小さい頃のキクコもCocomiさんが演じていることに驚きました」といったものもあり、単なる話題性に留まらず、その透明感のある声と演技力も心を揺さぶったようだ。
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