クリストファー・ノーランの次回作タイトルは『Oppenheimer』に決定!“常連”キリアン・マーフィーが主演
『TENET テネット』(20)のクリストファー・ノーラン監督の次回作のタイトルが『Oppenheimer』となり、キリアン・マーフィーがタイトルロールである“原爆の父”ことJ.ロバート・オッペンハイマー役を演じることがわかった。「Variety」など複数メディアが報じている。
ピューリッツァー賞を受賞したカイ・バードとマーティーン・シャーウィンのノンフィクション「オッペンハイマー 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を原作にした本作。第二次世界大戦中に原子爆弾を開発・製造する「マンハッタン計画」を率いた理論物理学者のオッペンハイマーを主人公に、核兵器製造における重要な役割を担った彼が、その強大な力に複雑な感情を抱き、やがて原子力の国際管理を訴え水爆製造に反対するようになる姿が描かれていく。
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(21)の好演も記憶に新しいマーフィーは、「ダークナイト」三部作でジョナサン・クレーン/スケアクロウ役を演じ、その後も『インセプション』(10)と『ダンケルク』(17)に出演したノーラン作品の常連俳優。今回が6度目のタッグとなり、初めてノーラン作品の主演を務めることに。
その他のキャストについてはまだ明らかにされていないが、スタッフ陣では『インターステラー』(14)以降のノーラン作品を手掛けてきた撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ、『TENET テネット』で編集を務めたジェニファー・レイム、作曲家のルドウィグ・ゴランソンらが参加する。
また、HBO Maxでの劇場・配信同時公開を巡ってワーナー・ブラザースとの決裂が報じられていたノーラン監督。この『Oppenheimer』は複数のスタジオの中からユニバーサル・ピクチャーズが配給権を獲得している。2022年初頭に撮影開始予定で、北米での公開は2023年7月21日(金)を予定。続報に乞うご期待。
文/久保田 和馬