『カメ止め』をオスカー監督がリメイク!『キャメラを止めるな!』日本上陸日が決定
熱狂的な口コミによって社会現象を巻き起こし、観客動員220万人、興行収入31億円を記録した『カメラを止めるな!』(17)。同作を第84回アカデミー賞作品賞や監督賞など5部門に輝いたミシェル・アザナヴィシウス監督がフランスでリメイクした『キャメラを止めるな!』が7月15日(金)より日本公開されることが決定。このたび日本版ポスタービジュアルと予告編、場面写真が一挙に解禁された。
「山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が進められていたが、俳優たちの下手な演技にキレた監督が本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする」という、日本で大ヒットした映画のリメイクを30分間の生放送&カメラ1台でワンカット撮影するよう無茶振りされた映画監督。しかし監督志望だが純粋すぎて空気の読めない娘や、熱くなると現実とフィクションの区別がつかない妻、まったく話の噛み合わない日本人プロデューサーらのせいで現場は大混乱に陥ってしまう…。
このたび解禁された予告編はゾンビ映画のクライマックスで監督が女優を罵倒するシーンから始まり、オリジナル版を観ている人には見覚えのあるシーンが次々と登場。さらにオリジナル版で現場を混乱に陥れた元凶となるプロデューサー役を演じた竹原芳子が登場するサプライズも。また映像のラストには『カメ止め』の生みの親である上田慎一郎監督から「そうきたか!新たなキャラ、新たなトラブル、新たな展開…。アツアツのリメイクに、本物の涙があふれでました」という絶賛コメントも寄せられている。
主演を務めるのは『スパニッシュ・アパートメント』(02)などのセドリック・クラピッシュ監督作品や、フランソワ・オゾン監督の『彼は秘密の女ともだち』(14)などで日本でも人気の高いロマン・デュリス。妻役には『アーティスト』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたベレニス・ベジョ。さらに音楽を担当するのは2度のオスカーに輝く現代のマエストロ、アレクサンドル・デスプラと、フランス映画界を代表する強力チームが結集。
5月に開催される第75回カンヌ国際映画祭ではオープニング作品としてプレミア上映されることも決定している本作。日本で大旋風を巻き起こした『カメ止め』が、フランスに渡り『キャメ止め』となって帰ってくる。公開がいまから待ちきれない!
文/久保田 和馬