かまいたち山内健司が『バズ・ライトイヤー』日本版声優に!「最初はドッキリかなって」
ディズニー&ピクサーの傑作「トイ・ストーリー」シリーズでおなじみのバズ・ライトイヤーの原点を描く最新作『バズ・ライトイヤー』(7月1日公開)。本作で、バズの相棒として登場する猫型の友だちロボット、ソックス役の日本版声優としてお笑いコンビ、かまいたちの山内健司の出演が明らかとなった。
本作は、「トイ・ストーリー」シリーズで、アンディの人生を変えるほど夢中になった映画の物語。有能なスペース・レンジャーであるバズ(声:鈴木亮平)は、自分の力を過信したために、1200人もの乗組員とともに危険な惑星に不時着してしまう。みんなではるか遠い地球に帰還するため、バズはたった一人で困難なハイパー航行を繰り返すが、何度も失敗。ハイパー航行中の時間経過は、数分で通常の数年分にあたるため、バズは62年以上もの時間を失い、その間に大切な親友もこの世を去ってしまう。そんな、希望を失いかけたバズに手を差し伸べたのは、猫型の友だちロボットのソックスだった。
そして今回、山内が担当するのは、様々な能力をもつ万能なバズの相棒、ソックス。山内は、バズ役の鈴木、イジー役の今田美桜と同様にUSオーディションを経てソックス役を射止めたという。家族とともに大の「トイ・ストーリー」好きだという山内だが、自身で猫専用のYouTubeアカウントを運営するほど“猫好き”でも知られる。そんな猫好きの山内に“猫”型の友だちロボットのソックス役に決まった時の心境を聞くと「最初は本当ドッキリかなって…。猫のYouTubeもそこまで反響なかったんで…ここに来てすごい大反響が来たなっていう。めちゃめちゃ嬉しかったです」と喜びを明かした。
知らせを聞いた際には相方の濱家も同席していたようで、「マネージャーから話を聞いた時、濱家も聞いていたんですけど、めちゃめちゃ悔しがっていました。“俺は!?”って。めちゃめちゃ出演したかったんだろうなっていうぐらい、大絶叫してましたね。“すげぇっ!”って」と振り返り、今回の山内の声優起用の一報に、悔しさも滲ませながらも喜ぶ相方の濱家の様子も語っている。
また、ソックスについては「猫型のロボットと言っているけれど、パッと見はほんまの猫ちゃんと変らなくて、リアルな猫ちゃんの動きをする。でも人の言葉を喋ったり、バズに寄り添って気持ちが通じ合ってたりとか、ロボットっぽくない一面もあるんです。そこがすごく魅力です。ソックスはバズにとって本当にかけがえのない親友というか、運命共同体のような存在なんです」と、猫好きの山内も納得の魅力あふれるキャラクターであると同時に、「トイ・ストーリー」でのウッディとバズのような、本作のバズにとって大切な相棒となることを明かした。
山内といえばコント内の幅広い演技力に絶賛の声が多く挙がっているが、アフレコついて聞かれると、「台本を見たら、“ニャーニャー”だけじゃないぞ、めちゃめちゃセリフがあると驚きました。ロボットなので感情がこもっていてもロボットじゃなくなる、かといって淡々と言うと“ソックスにはもうちょっと感情があるので…”と吹替演出の方に言われ、“どないしたらええねん!”と大パニックになりました。自分のコントではわかりやすいキャラクターしかやったことがなかったので、ソックスの絶妙な感情表現をするのが初めての体験でしたし、難しかったです」と、猫型ロボットというキャラクターならではの苦労もコメント。
劇中でソックスは唯一バズと時間を超えた冒険をする相棒として描かれているが、自身にとってソックスのような相棒はいるかと聞くと、「いません!」と即座に回答。続けて「濱家はソックスには全然及びません。靴下ですね。足袋かなぁ…。股引にしておいてください」と笑いを交えながら話した。また、最後に「自分の家族、嫁に観てほしいのと、相方の濱家に観てもらって、思う存分に歯ぎしりをしてほしい。“キィーッ”って悔しがってほしいです。『トイ・ストーリー』のファンな方はもちろん、かまいたちのお笑いが好きな方に是非、“僕が声優しているから観ました!”という声をSNSであげていただくと非常に助かります(笑)」と、ファンに向けてアピールした。
“時間を失う”という経験をしたからこそ感じた仲間の大切さを胸に、バズは一体どんな冒険を繰り広げるのか?この夏は劇場でバズと一緒に無限の彼方へ旅に出よう!
文/サンクレイオ翼