「トイ・ストーリー」ファンが待ちに待った至高の体験!『バズ・ライトイヤー』は宇宙と相性抜群の“IMAX推し”
臨場感抜群!巨大スクリーンで味わうバズのオリジンストーリー
有能なスペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したために1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。その責任を痛感したバズは、はるか遠い地球へ乗組員全員を帰還させようと危険なハイパー航行にチャレンジする。しかし何度やっても失敗ばかり。
ハイパー航行中の時間経過は数分で通常の数年分に当たるため、いつしかバズは62年以上もの時間を失うことに。大切な親友のアリーシャもこの世を去り、いつしかアリーシャがくれたネコ型の友だちロボット“ソックス”だけが心の支えとなり、孤独を感じ始める。そんななか、ザーグ率いるロボット軍団が迫り、バズはアリーシャの孫であるイジーをはじめとした新米の“ジュニア・パトロール”メンバーたちと共に立ち向かうこととなる。
メガホンをとったアンガス・マクレーン監督は「この映画は大勢の人たちと一緒に大スクリーンで観るために作られた映画。IMAXは最高の映像体験を与えてくれる。僕が大好きな映画を初めて観たのは映画館だったから、その経験を次の世代にも引き継いでいきたい」と本作に込めた大スクリーンへの熱い想いを語っている。IMAXといえば、劇場の壁一面に広がる巨大なスクリーンが持ち味の一つ。本作ではピクサー作品として初めてIMAX画角のアスペクト比1.90:1を約40分間で採用。ほかの劇場のスクリーンで上映されるシネスコサイズの2.39:1の画面よりも上下に最大26%拡大され、視界いっぱいに映画の世界が拡がる。
かつてIMAXが制作していた教育用ドキュメンタリー映画の時代から、近年の「スター・ウォーズ」シリーズやアルフォンソ・キュアロン監督の『ゼロ・グラビティ』(13)、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)などの劇映画にいたるまで、IMAXの技術と宇宙の映像との親和性の高さはもはや説明要らず。もちろん本作でも、地球上ではなかなか味わえない圧巻の宇宙体験をシアター全体を使って堪能できるといっても過言ではないだろう。
明るさからコントラストなど細部にまでこだわり抜かれた映像を忠実に投影できる巨大なスクリーンと、計算され尽くした繊細なサウンドを可能にした音響と、それらを存分に観客に届けるシアター設計。これらすべての要素が掛け合わさることで、バズが宇宙空間へと飛び立つスリルやハイパー航行シーンの臨場感は倍増。そしてイジーが宇宙空間を浮遊するシーンでの息を呑むような静けさは、ほかの映画館では到底味わえない緊張感にあふれている。