次回作は「また別次元の作品に」。原泰久&佐藤信介監督が語る、山崎賢人の“信らしさ”と「キングダム」の未来
「“蛇甘平原の戦い”の先は、また別次元の作品をつくろうとしています」(佐藤)
――SNSでは、続編についても話題になっています。
原「皆さんが期待されているドラマが、ついに描かれる。そんな続編になると思います。敵役のキャストさんもすごいですよ!」
佐藤「“蛇甘平原の戦い”の先にさらに新たなドラマがあるということで、まったくまた別次元の作品をつくろうとしています。僕らが『期待してください』と言うまでもなく、期待値は上がると思いますが、その期待が、僕らの唯一のハードルです。これを信のように、驚くべき跳躍力で超えていきたいと思っています」
――原作は現在65巻まで刊行されていますが、佐藤監督が描いてみたいシーンもまだまだたくさんあるのではないでしょうか。
佐藤「もちろん大好きなシーンもたくさんありますし、そこにたどり着きたいという想いもあります。果たして、どこまで行けるのか?ということはわかりませんが、ここまで進んできて思うのは『キングダム』にはまだまだこの先に見たことのない物語があって、常に『ここで終わりじゃない』と感じさせてくれるということ。我々も刺激を受けながら、力の限りを尽くしたいと思いながらいつも挑んでいます」
原「僕自身、実写で観てみたいシーンもありますし、吉沢亮くんと『2』の現場で再会した時には『今回は前作に比べて嬴政の出番があまり多くないので、早く嬴政の出番が来るところまでやりたい』と話していて。そんなふうにキャストの皆さんと笑い話ができることも、とてもうれしいんです。それぞれが『この先をもっとやりたい』と言ってくださるなんて、原作者としてはとてもありがたいこと。本当に感謝しかありません」
取材・文/成田おり枝
※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記
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