清野菜名、「原動力は賢人くん」と笑顔!山崎賢人の“裸の付き合い”エピソードも飛び出す
公開10日間で動員155万人、興行収入22.7億円を突破中の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の大ヒット御礼舞台挨拶25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、山崎賢人、清野菜名、真壁刀義、佐藤信介監督が登壇した。
イベントは、公式サイトに寄せられたファンの質問に答える形で進行。「ハードな撮影を頑張れた原動力は?」という質問に、原作が大好きだという山崎は「『キングダム』という作品からパワーをもらっています」と作品の存在こそ、原動力だと明かす。『キングダム』(19)、と本作と2本の作品を振り返り、「スタッフ、キャストみんなで夢を追いかけていることを実感できます。一人ではパワーが足りないこともたくさんあるけれど、みんなで見ている夢だと思うと、頑張れる瞬間が何度もありました」と撮影を振り返った。
本作より参戦の清野は「原動力は賢人くん」とニッコリ。「賢人くん、そして賢人くんが演じる信こそが原動力でした。すごく大変な撮影なのに、いつも大きな声で明るく笑顔で、みんなを引っ張ってくれました」と語り、「毎日戦っていたけれど、賢人くんのおかげで『もっと頑張ろう』という気持ちになれました。ありがとうございました」と深々とお辞儀。清野のこのコメントに山崎は「こちらこそありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え合う二人に、会場から大きな拍手が送られた。
佐藤監督は「いつもなら、地方ロケで美味しいものを食べたり、飲みに行くことが原動力になるのですが、今回はコロナ禍でそれができなくて」としょんぼり。「ホテルでお弁当を食べて、現場とホテルを行ったり来たりするだけの毎日でした」と残念そうな表情を浮かべる佐藤監督だったが、ホテルには大浴場とサウナがあったため「お風呂に行くとみんながいて。それが原動力となりました」と笑顔を取り戻す。続けて「賢人くんと何度か遭遇して、語り明かした日もありました」とうれしそうに話していた。
真壁は「プロレスラーなので、体力には自信があったけれど、(山崎と清野の)二人の体力はハンパない!」と熱弁。坂道を走るシーンでは「清野さんは僕についてこれないと思っていたのに、ずっと後ろにピタッとついてきたのでビックリ。しかも、気づいたら抜かれていて、『すごすぎるぞ』と驚きました。マジでこの人すごいですよ、みなさん。なめてはいけません!」と話す真壁に、清野が「気づいたら、一番後ろにいましたよね(笑)」とニヤリ。真壁が「そういうことは言わなくていいの!」とツッコミを入れ、居心地悪そうな表情を浮かべると、会場と笑い声と拍手でいっぱいになった。
坂道を走るシーンでは、山崎のスピードがハンパなかったという。「山崎としては、(速すぎて)申し訳ない、信としては『カンケーねー』という気持ちがありました」と振り返った山崎は、「フォームがどうとかよりも、とにかく誰よりも早く敵兵を飛び越え『風穴開けてやる!』という本能で突き進みました」と胸を張る。途中加速しなければいけなかったのに、全速力で走っていたことに気づいたそうだが、「『本気で走っちゃった、どうしよう』と思ったけれど、限界突破して加速できました。マインド次第、心が大事だと思いました」とうれしそうに語った。
フォトセッションでは、赤の特製法被を着て、鏡割りをする場面も。「どのタイミングで割ろうか」とステージ上でこそこそと相談する山崎らの微笑ましい姿に、会場はほっこりとしたムードに包まれていた。
取材・文/タナカシノブ
※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記