伊藤沙莉、『ジュラシック・ワールド』来日キャストとの登壇に「頭が真っ白」と興奮!

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伊藤沙莉、『ジュラシック・ワールド』来日キャストとの登壇に「頭が真っ白」と興奮!

巨匠スティーヴン・スピルバーグが生みだした「ジュラシック・パーク」シリーズと「ジュラシック・ワールド」シリーズ。その大ヒットシリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(7月29日公開)の来日記者会見が7月28日に開催され、ブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレボロウ監督が出席。クリス・プラットがリモート出演して会場を盛り上げたほか、日本語吹替版キャストの玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介も登場した。

伊藤沙莉、歴史的大ヒットシリーズのキャストたちとの登壇に興奮!
伊藤沙莉、歴史的大ヒットシリーズのキャストたちとの登壇に興奮!

前作の4年後を舞台にした本作。前作に引き続き、主人公オーウェン役をプラット、ヒロインのクレア役をハワードが続投。さらに「ジュラシック・パーク」シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンドキャラクターも参戦している。シリーズを完結させるにあたってトレボロウ監督は、製作総指揮を務めたスピルバーグと「キャラクターについてたくさん話した」そうで、「ぜひみんなを好きになってほしい」とキャラクターの魅力をアピールしていた。


モニター越しの再会に大盛り上がり!
モニター越しの再会に大盛り上がり!

モニター越しに再会したプラットとハワードは、画面を通して「ハーイ!」とハイタッチしたり、大爆笑したりと大盛り上がり。プラットは「サム・ニールやローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムといったレガシーキャストたちと共演できてとても光栄でした」としみじみ。「僕とブライスは、10代のころに1作目を観ているんです。それから30年が経ったいま、アイコンとも言うべき彼らと映画を一緒にわかち合えたことは、キャリアいちの名誉なこと」と喜びをかみ締めた。

来日を果たしたブライス・ダラス・ハワードは、笑顔でハートポーズを繰りだした
来日を果たしたブライス・ダラス・ハワードは、笑顔でハートポーズを繰りだした

ハワードも「『ジュラシック・パーク』は12歳の時に観て、『映画づくりをやってみたい』と思わせてくれた作品。その物語の一部になれるとは思っていなかった」と特別なシリーズであることを明かし、「レガシーキャストの方々は楽しくて、いたずら心と才能にあふれ、思いやりのある方々。この映画は、彼らによってすべてが高められています」と敬意を表す。さらに憧れの俳優陣との共演を振り返ったワイズも「最高の体験!」と声を弾ませていた。

バイクでのチェイスシーンが大好きだと話した玉木宏
バイクでのチェイスシーンが大好きだと話した玉木宏

プラット&ハワードとは、4年ぶりの再会となったのがオーウェン役の玉木。「またお会いできてうれしい」と笑顔を見せると、プラットが「玉木さんに『ありがとう』と言いたい。すばらしい声をオーウェンに与えてくださってとてもうれしく思っています」と同じ役に命を吹き込んだ玉木に感謝しきりだった。

またフランクリン役の満島は「ほぼ出ていません。でも前回もクリスさんたちにお会いできたので、皆さんに会いたくて。『今回もいるぞ、生きているぞ』とアピールしにきた」と茶目っ気たっぷりに語り、ハワードも大爆笑。そのハワードは「残念ながら今日はご一緒できなかったんですが、日本語版で木村佳乃さんがクレアを演じてくださっている。私にとって彼女がこの仕事をしてくださったことは、とても大切なこと。いまこの場にはいませんが、心は一緒にいてくださっていると思う。ありがとうございます」と温かなメッセージを送っている。

伊藤沙莉「ステキな作品に関われて幸せ」
伊藤沙莉「ステキな作品に関われて幸せ」

ワイズ演じる新キャラクター、ケイラ役の日本語吹替版キャストを務めた伊藤は「歴史ある作品。ここに立てていることで、なんだかちょっと頭が真っ白になっている。ステキな作品に関われて幸せです」と告白した。

ワイズに「演じるのに苦労したシーンは?」と質問するひと幕もあったが、ワイズは「全部です」と大笑いしながら、「最初に撮影をしたのがクリスと氷上でアクションをするシーンだったんです。慣れていないし、滑るわで本当に大変で。でもクリスが完璧に支えてくれた。ツルッと転んでもがっちり受け止めてくれた。最高に感謝しています」と大変ながら楽しい撮影だったと話す。伊藤は「私はあのシーンが大好き。まさかあそこが最初の撮影シーンだったとは。ファンとして興奮しています」と目尻を下げていた。

「赤ちゃんが生まれたばかり。妻と子どもと一緒にいたかったということもあり、来日が叶いませんでした」というプラット。「日本のファンの方々をとても愛しています。この10年間、本当にありがとうございました。私たちのよき友人、ファンでいてくださった。このことは、ずっと忘れません。愛情を込めて、日本のファンのことを考えながらつくった作品でもあります。明日に先んじて『観てくださってありがとう』と言いたい」と心を込めていた。

取材・文/成田おり枝

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