『秒速5センチメートル』をIMAXで“新作”として体感!『君の名は。』『天気の子』…新海誠ワールドは“IMAX推し”
新海監督の新たなチャレンジが詰まった『すずめの戸締まり』は期待大!
そしてまもなく公開となる『すずめの戸締まり』も、公開初日より通常上映に加えてIMAXで上映されることが決定した。本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女、すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語。
すずめに命を吹き込むのは、1700人を超えるオーディションから新海監督自ら探しだした原菜乃華。本作でアニメ声優初挑戦を果たした原だが、予告編だけでも透明感と凛々しさを兼ね備えたすずめが確認でき、新海ワールドのニューヒロイン登場に期待がかかる。また先日、“閉じ師”として日本各地の“災い”をもたらす扉を閉めることを使命としている青年、宗像草太役を松村北斗が演じることが発表となった。草太は、とある出来事をきっかけに“すずめの椅子”に姿を変えられてしまうという展開が待っているという。予想もできない物語で、原と松村がどのような掛け合いを披露しているのか、大いに楽しみだ。
すずめが“扉の向こう側”で目にするのは広大な草原や、星と夕陽と朝が融合したような不思議な空、そして色鮮やかな日本各地の風景。ロードムービーとして、あらゆる地域の風景が登場するというから、自身にとって身近な場所も描かれているかもしれない。大スクリーンで、新海監督が切り取る各地の風景に酔いしれる…。想像するだけでも、胸が高鳴る。そして本作ではアクションの側面もフォーカスされるということで、スピーディで迫力あふれる描写にも期待大だ。新海監督の新たなチャレンジを見届けるためにも、IMAX鑑賞をオススメしたい。
音楽を務めるのは、3度目のタッグとなるRADWIMPSということで、またしてもエンドロールの最後までお楽しみが続く作品となるが、「新海誠IMAX映画祭」で過去作を観返しておけば、新海監督の演出と音楽が一体となった映像世界の進化に胸が熱くなること必至。3年ぶりの“新海ワールド”のお出ましを、IMAXで目一杯楽しもう!
文/成田 おり枝