「ダウントン・アビー」は豪華絢爛な衣装も魅力!英国貴族流リゾートファッションに迫る
2010年から2015年にかけて6シーズン全52エピソードが放送され、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞など数々の賞に輝いた人気ドラマシリーズ「ダウントン・アビー」。その劇場版第2弾となる『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(公開中)から、本作の見どころの一つである華やかな衣装の魅力について、オリジナルキャスト&スタッフ陣が紹介する特別映像から紐解いていこう。
前作から1年後の1928年。屋敷の修理費の工面に頭を悩ませていた長女メアリーは、屋敷で映画の撮影をさせてほしいというハリウッドの映画会社からのオファーを、父ロバートの反対を押し切って引き受ける。憧れの映画スターに会えると聞いて使用人たちが胸をときめかせるなか、ダウントン・アビーではもう一つの事件が発生。ロバートの母バイオレットがフランスのモンミライユ侯爵から南仏にある別荘を譲り受けたというのだ。疑問を持ったロバートは妻のコーラや次女のイーディス夫妻らと共にリヴィエラへと向かうことに。
時代考証者のアラステア・ブルーズの監修によって、当時の歴史に忠実であり、なおかつ英国貴族らしさあふれる華やかなドレスの数々で多くのファンを虜にしてきた「ダウントン・アビー」シリーズ。このたび解禁された特別映像では、英国貴族たちや南仏のリゾートファッション、ハリウッドスターの装いなど、新時代の突入に向けてアップデートされた豪華絢爛な当時の最先端ファッションの魅力に迫っていく。
衣装デザインを担当したアンナ・メアリー・スコット・ロビンスは「デザインした衣装は数百にものぼります」と振り返り、「1920年代後半の新しい時代を表現しました」と南仏での衣装へのこだわりを明かす。当時英国貴族たちの旅行先として温暖な気候の地域が流行っていたという背景もあり、劇中ではダウントンから見事に印象が変わった気品あふれるリゾートファッションを楽しむことができる。
そんな“新時代”のファッションの数々に、メアリー役のミシェル・ドッカリーも「まるで魔法のよう」と惚れ惚れ。ほかにもダウントンに撮影に訪れるハリウッドスターたちのゴージャスな装いや、英国貴族たちとは一味違う彼らのヘアメイクも必見。ダウントンに新たな時代の幕開けを告げる煌びやかな世界を、映画館の大スクリーンで味わい尽くしてほしい!
文/久保田 和馬