映画ファンこそ必見!白石和彌監督「仮面ライダーBLACK SUN」を先行視聴&レビュー
「第1話にバイクが出てこなかったのも新鮮。早く一気見したい!」(高橋)
高橋「光太郎が打っている注射、ケタミンという薬もキャラクター付けに意味があるのではと思い、調べてみたら抗うつ剤で、実際にある薬でした」
田中「第1話では、光太郎の表情から苦悩を感じましたね。まだ明かされていない背景がいろいろあるけれど、辛さを抱えていることが西島さんの演技から伝わってきました」
三浦「信彦を演じる中村さんの登場シーンはどうでした?『仮面ライダー』の楽しみはイケメン観察でもあると仰っていましたが(笑)、第1話での、髪や髭が伸び、半裸で拘束されている中村さんの姿はどう評価されますか」
田中「なかなかパンチがありましたよね。設定上はリアルなのですが、ファンとしては綺麗な姿での登場が観たいという気持ちもありました(笑)。私の『仮面ライダー』の楽しみ方は、伸びしろたっぷりの若手俳優の成長を見届けることに重点を置いているので(笑)、普段は初々しさを楽しんでいる部分もあります。でも、本作では西島さんと中村さんという、押しも押されもせぬスター2人がW主演なので、今回は第1回から完成されたお芝居を見せてくれていて。ベテランならではの存在感や大人の色気を堪能したいと思います。実際、SNSでは『渋かっこいい』『こういうのを待っていた!』という声も多いので、女性ファンも満足するんじゃないでしょうか。ちなみに、見届けたい若手俳優という役割は、小松俊介(スズメ怪人)役の木村舷碁さんが担ってくれそうだと期待しています!」
三浦「怪人たちを演じるキャストにも、いい役者さんが揃っていますよね。『仮面ライダーBLACK』でも人気キャラクターだったビルゲニア役の三浦貴大さん、コウモリ怪人の音尾琢真さん、クジラ怪人の濱田岳さんといった、個性ある俳優陣が気になります。僕的にはダロム(三葉虫怪人)の中村梅雀さんにハマりそうです!」
高橋「いつもの『仮面ライダー』との違いで言うと、第1話ではまだバイクが出てこないのも衝撃でした…。ビジュアルも動画も解禁されているので、バイクの登場を待つのも第2話以降の楽しみになっています」
田中「それと、第1話には『変身!』もなかったですよね。第1話では映りませんでしたが、変身の瞬間の顔も観たかったです。ただ、ブラックサンは自ら変身したのではないから、演出上見せなかったのかもしれないけれど…」
高橋「感情が昂ると変身する設定でしたね。その点に関しては、仮面ライダーと怪人が同じ扱いになっているんでしょうね」
田中「変身する際の、とにかく苦しい表情も印象に残りました。対して中村さん演じる信彦はベルトが光ってから変身していたから、分かりやすかったです。目的があって迷いがないから、さらっと変身していて。迷える光太郎と突き進む信彦、2人の対比に今後もワクワクです」
三浦「役者さん以外だと、先に挙げたような美術のほか、衣装などの作り込みも第1話で印象に残りました。伊賀大介さんがスタイリストを手掛けていることもあり、貧民街のなかをワンカットで進んでいくシーンでは、街の美術とエキストラの衣装が融合して、世界観が一気に広がったように感じられました。そういった映像の面では、映画顔負けでしたね」
高橋「造型を、特殊メイククリエイターとして活躍されている藤原カクセイさんが担当されているというのも、期待しかないです」
三浦「脚本は高橋泉さん、ビジュアルコンセプトは樋口真嗣さん、特撮監督は田口清隆さんと、スタッフ陣もスター揃い。期待値を語り出したらキリがないけれど、大ヒットした実写版『東京リベンジャーズ』でも見事な群像劇を描いていた高橋さんが、“怪人たちの群像劇”とコメントしていたので、第1話で出てきたキャラクターが今後どのように絡み合っていくのか、脚本の面でも楽しみです」
高橋「樋口さんといえば、ゴジラ、ガメラのような巨大怪獣を手掛けられてきたイメージが強いので、仮面ライダーに参加されているというだけで驚きです!」
田中「そうそう、クレジットを見るだけでも楽しいですよね。『あの人か!』と分かると、観終わった後ですぐに二度目も観たくなるというか…。確認したくなる部分がたくさんある作品なので、何度も観ることができるPrime Videoで配信してくれて、本当にラッキーです。いま話していて、すでに小道具をもう一度チェックしたい気持ちになっています」
高橋「とにかく早く第2話が観たいですね。全10話一挙配信なので、イッキ見になりそうですけれど!」
構成・文/タナカシノブ
※高橋泉の高は、はしごだかが正式表記
映画ファンこそ必見の理由を徹底解剖!「仮面ライダーBLACK SUN」特集
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