『新たなる希望』に『シスの復讐』、「マンダロリアン」も!ファンが本当に好きな「スター・ウォーズ」の映画やドラマを発表
先月末、3年ぶりにリアル開催され、大勢の映画ファンが駆けつけたポップカルチャーの祭典「東京コミコン2022」。来場者には、映画「スター・ウォーズ」シリーズの軌跡や、ディズニープラスで続々配信中のドラマシリーズなどを一冊にまとめた「STAR WARS Handbook」が配布され、そこにはシリーズへの想いを投稿できるアンケートのコーナーが設けられていた。本稿では、そのアンケートに寄せられたファンからの熱いメッセージと共に、ファンが本当に好きな「スター・ウォーズ」作品、そして、来年以降の新作シリーズを紹介していきたい。
ファンが選ぶお気に入りの「スター・ウォーズ」映画ベスト3!
1977年に全米で公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』からすべてが始まった「スター・ウォーズ」シリーズ。以来、“遠い昔、はるか彼方の銀河系”を舞台に異なる3つの世代で繰り広げられる、光のジェダイと闇のシスの壮大な戦いがそれぞれ三部作で展開されてきた。シリーズはこの計9本の劇場作品だけでなく、アナザーストーリーや人気キャラクターを掘り下げたスピンオフ、アニメーションシリーズも登場するなど、現在もサーガは拡大し続けている。配信が大きな盛り上がりを見せる近年では、「マンダロリアン」などのドラマシリーズも話題を集めている。
ここまで作品数が多いとなると、ファンが本当に支持しているのはどの作品なのか?が気になるところ。アンケートには「好きな『スター・ウォーズ』の作品は?」という項目もあるので、まずは映画部門、ドラマ部門、アニメーション部門でそれぞれの票が集まった作品を紹介したい。
映画部門で最も票を集めたのは『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。圧政で人々を苦しめる銀河帝国とそれに抗う反乱軍による激しい戦闘が行われるなか、囚われの身となったレイア姫(キャリー・フィッシャー)を救出しようとする、戦闘機パイロットを夢見る青年ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)やアウトローのハン・ソロ(ハリソン・フォード)、伝説のジェダイのオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)、C-3POとR2-D2のドロイドコンビ、ソロの相棒チューバッカらの冒険が展開される一大スペクタクルだ。記念すべきシリーズ第1作ということもあり、強い思い入れを持ったファンも多く、以下のような声が寄せられている。
「シンプルな物語のなかに多くの夢が詰まっており、どんな時でも楽しく観ることができる」(20代・男性)
「『スター・ウォーズ』の世界観を決定づけた最初の作品であり、ジョージ・ルーカスの熱意が伝わるから」(30代・男性)
「冒頭から引き込まれて、どのシーンを取っても絵になるほどすばらしい映像と音楽、キャラクターがいて、最初の映画にして完成された世界観がなによりも好きだから」(30代・男性)
「初めての『スター・ウォーズ』体験ですべてが斬新であり、壮大な物語の始まりだから。『新たなる希望』を映画館で観た時の感動を上回る感動を知らない」(50代・男性)
続いては『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(06)。1999年の世紀末に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から始まる新三部作(プリクエル)の完結編で、ジェダイの崩壊や帝国の誕生、そしてなにより平和を愛する“選ばれし者”だったはずのアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)がシスの暗黒面へ堕ちてしまい、ダース・ベイダーになるまでの経緯が明かされる。
「アナキンとオビ=ワンの絆や愛ゆえの結末は最高だった!!」(30代・男性)
「ダース・ベイダーが明確に誕生する作品であり、共和国の崩壊および帝国の誕生の瞬間を捉えた作品であるため。個人的にジェダイたちがクローン・トルーパーの反逆により、死に追いやられていくシーンが当時から印象的だった」(30代・男性)
「アナキンとオビ=ワン、それぞれの苦悩に感情移入できる。悲劇で終わることが確定しているのに何度観ても救いを求めてしまい、そして最後に『新たなる希望』にたどり着く完成されたストーリー」(50代・男性)
「フォースにバランスをもたらす者のはずであったアナキンがダース・ベイダーになってしまう過程は、とても悲しかったです」(40代・男性)
アナキンと師オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)の絆とまさかの決別、ジェダイに降りかかる悲劇などを選んだ理由に挙げる声が多く、たとえ結末がわかっていたとしても当時のショックや悲しさが忘れられないようだ。
3位には、スピンオフ作品の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)が選ばれた。エピソード4に直接的につながる作品で、デス・スターの設計図を入手し、それを反乱軍のリーダーであるレイア姫に送り届けるまでの名もなき兵士たちの戦いが描かれる。犯罪に手を染めながら生きてきたジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)や反乱軍の情報将校、キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)ら最前線で戦う者たちが織りなすドラマチックでせつない物語が魅力だ。
「銀河の端っこに、いままで語られていなかった人たちのこんな物語があったとは!と思えた」(10代~・男性)
「『スター・ウォーズ』で新しい可能性を感じた作品だから」(30代・男性)
「シリーズ最高傑作!脚本がすばらしい。緊張感がある戦闘シーン、エピソード4へのつなげ方がうますぎ」(50代・男性)
「最も泣ける『スター・ウォーズ』。名もなき兵士たちがつなぐ希望、ダース・ベイダーの無双、すべてが鳥肌ものの体験でした」(50代・男性)