「LOTR」「GOT」から『聖闘士星矢』へ…ショーン・ビーンが振り返る、自身のキャリア

インタビュー

「LOTR」「GOT」から『聖闘士星矢』へ…ショーン・ビーンが振り返る、自身のキャリア

星矢を演じる新田は、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)でハリウッド作品に出演した経験はあったものの、ハリウッドでの主演は本作が初めて。今後はNetflixのドラマシリーズ「ONE PIECE」でロロノア・ゾロを演じることも発表されており、海外でのさらなる活躍が期待される。彼との共演については、「真剣祐さんは一緒に働いていてすごく楽しく、喜びのある人でした」と絶賛の回答が。

「非常に集中力が高く、才能もある。仕事に対して熱心で、自己規律もしっかりしていて、鍛錬もすばらしいし、キャラクターへの理解が深いと思いました。これだけ規模が大きい作品だと、スタッフにキャストと大勢が携わっているのですが、本作ではみんなが一つの目標に向かって突き進んでいて、それを引っ張っているのも主役の真剣祐さんでした。もちろん、身体能力は高いのですが、心の弱さなど繊細な面も巧みに演じられており、心身ともに星矢役にぴったりだったと思います。役者であり、ファイター、すばらしい若者です」。

主演としてスタッフ、キャストを引っ張っていた新田真剣佑(『聖闘士星矢 The Beginning』)
主演としてスタッフ、キャストを引っ張っていた新田真剣佑(『聖闘士星矢 The Beginning』)[c]2023 TOEI ANIMATION CO., Ltd. All Rights Reserved

「シーズン1終盤で斬首されちゃう『ゲーム・オブ・スローンズ』も、主演として楽しみました」

パトリオット・ゲーム』(92)に『007/ゴールデンアイ』(95)、『ナショナル・トレジャー』(04)、「サイレントヒル」シリーズ、『オデッセイ』(15)などなど。長きにわたるキャリアのなかで数多くのビッグタイトルに出演し、作品の核となるキャラクターを演じてきたビーン。それは本作におけるアルマン役も同様だが、重要な役を任せられることについてどのように捉えているのだろうか?

「すごく喜ばしいことですし、非常に幸せなことだと思います。メインの役を演じることもありますが、サポート役のほうが主役よりも演じていておもしろいことが多いです。ただ、どんな作品であっても、脚本がよくできていてキャラクターがおもしろく描かれていれば、役者として演じ甲斐があります。ある意味、冒険だとも思っていて、それは大きい役も小さい役も変わりありません。『ゲーム・オブ・スローンズ』では主役を務めさせていただきました。シーズン1終盤で斬首されちゃうキャラクターだったのですが…(笑)、主演として楽しみながら参加していましたね。『聖闘士星矢 The Beginning』は突然いただいたオファーで驚いたのですが、アルマンを演じられたことはすごく光栄です。毎回、どのような役をいただけるのかはわからないので、いつもワクワクしています!」。


重要な役を任せられることは「すごく喜ばしいことですし、非常に幸せなこと」
重要な役を任せられることは「すごく喜ばしいことですし、非常に幸せなこと」撮影/黒羽政士

新田らが体現する大迫力のバトル・アクションが大きな見どころの『聖闘士星矢 The Beginning』。そのなかで、若手を支えながら、自身も気迫のこもった演技でアルマン・キドを体現するショーン・ビーンの雄姿も必見だ。アルマンが星矢やシエナをどのように導いていくのか?その圧巻の生き様をスクリーンで目撃してほしい!

取材・文/平尾嘉浩


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