「ゴジラ」最新作の新情報か?意味深な1枠にSNSが沸騰!「昭和ゴジラ」15作品をプレイバック
「ゴジラ」ファンを公言している山崎貴監督がメガホンをとり、『シン・ゴジラ』(16)以来7年ぶりに国内で製作される実写「ゴジラ」映画の30作目が、11月3日(金・祝)より公開される。
公開まであと4か月。同作の公式Twitterでは、6月中旬から突如としてシリーズの過去作を振り返るカウントダウンがスタート。「いったいなにが発表されるのか?」との注目のなかSNSでも「ゴジラ」がトレンド入りするなど、連日話題となっていたが、本日20時に第1作『ゴジラ』(54)が投稿され、過去の全作品が勢ぞろい。意味深な空白の1枠が残されるのみとなった。
前回は、『シン・ゴジラ』(16)から『ゴジラ』(84)までの14作品を紹介したが、本稿では『メカゴジラの逆襲』(75)から、記念すべきシリーズの原点にして頂点とも呼ぶべき『ゴジラ』までの「昭和ゴジラシリーズ」15作品を、Twitterでのカウントダウンに合わせて遡りながら紹介していきたい。
“ヒーロー”としてのゴジラが確立した、「東宝チャンピオンまつり」時代
●第15作『メカゴジラの逆襲』(75)
「昭和ゴジラシリーズ」の最終作は、前作『ゴジラ対メカゴジラ』(74)で海に沈んだメカゴジラがさらにパワーアップして再登場。悪の科学者と宇宙人の手によって復元され、サイボーグに改造された少女の脳波でコントロールされる“メカゴジラ2”と、“恐龍”チタノサウルスを前に、ゴジラは苦戦を強いられることになる。
●第14作『ゴジラ対メカゴジラ』(74)
富士山から出現した“にせゴジラ”。その正体は、地球征服をねらう宇宙人が作りだしたメカゴジラだった。まずは東京湾でゴジラとメカゴジラの対決。そして沖縄に舞台を移し、眠りから覚めた伝説の怪獣キングシーサーとメカゴジラの激突に、沖縄までやってきたゴジラも応戦。シリーズ20周年にふさわしいビッグスケールな作品になっている。
●第13作『ゴジラ対メガロ』(73)
核実験によって大きな被害を受けたシートピア海底王国の守り神メガロが、地上へ報復するために出現。電子工学者が開発した万能ロボットのジェットジャガーがゴジラへ協力を要請。メガロと再び地球にやってきたガイガン、ゴジラと巨大化したジェットジャガーのタッグマッチが勃発!
●第12作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(72)
これで4度目の登場となるキングギドラが引き連れてくるのは、見るからに邪悪なサイボーグ怪獣のガイガン。地球征服を目論むM宇宙ハンター星雲人に操られた2体の宇宙怪獣に対するのは、『怪獣総進撃』(68)に続いてタッグを組むゴジラとアンギラス。ゴジラのスーツアクターとして知られる中島春雄が最後に演じた「ゴジラ」映画としても有名だ。
●第11作『ゴジラ対ヘドラ』(71)
2年ぶりに制作された本作は、ゴジラが久々に1対1で戦う作品に。当時の大きな社会問題だった公害をテーマに、汚染された海から生まれた怪獣ヘドラとゴジラが富士山のふもとでバトル。インパクト満点のヘドラの造形に、尻尾を丸めて後ろ向きに飛んでいくゴジラ。半世紀経ったいまでもカルト的人気を誇る一本となっている。
●第10作『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』(69)
一度はシリーズの存続が危ぶまれた「ゴジラ」シリーズ。本作から「昭和ゴジラシリーズ」最終作までは、長期休みに合わせた子ども向けプログラムの「東宝チャンピオンまつり」の一本として上映されるようになる。タイトルの通り多数の怪獣が登場するが、多くが過去の作品からの流用。ゴジラの登場も主人公の少年の夢のなかという設定で、ミニラは流暢に言葉を話している。