『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』公開記念!スターチャンネルでクローネンバーグ監督特集放送
数々の受賞歴とともに、常に物議をかもしてきた映画作家デヴィッド・クローネンバーグの最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』(8月18日公開)。本作の公開を記念し、「BS10 スターチャンネル」で2ヵ月に渡るクローネンバーグ監督特集の放送が決定した。
独自の美学が貫かれた衝撃的なテーマや映像表現から鬼才と呼ばれるクローネンバーグ。『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、彼がこれまで自分がしてきたことの進化形だといい、そう遠くない未来を舞台に、人工的な環境に適応するよう進化し続け、痛みすら消えた人類と、“加速進化症候群”のアーティスト、ソール(ヴィゴ・モーテンセン)の姿を描く異色ドラマとなっている。
8月は、ロシアンマフィアの男と一般女性の交流を通じ、マフィアの闇に迫る、バイオレンスドラマ『イースタン・プロミス[R-15指定版]』(08)、過激な映像を求めるテレビ局の社長が、謎のバイオレンスビデオに魅せられてゆく異色ホラー『ビデオドローム』(85)、世界征服の野望を巡り、超能力者同士が壮絶な死闘を繰り広げるクローネンバーグ監督の出世作となったSFホラー『スキャナーズ』(81)、怒りの感情を肉体的に具現化させる実験の被験者女性の“人体”の変貌を描くサイコホラー『ザ・ブルード 怒りのメタファー』(87)、ウィリアム・S・バロウズの原作をクローネンバーグ監督が映画化したカルト作『裸のランチ[4Kレストア版]』(92)、寄生虫による感染蔓延を描いた、カルト的人気を誇るクローネンバーグ監督初期の傑作SFホラー『シーバース/人喰い生物の島』(75)の計6作品を放送。
また、9月は『ザ・フライ』(87)、『戦慄の絆』(89)、『クラッシュ[R-15+指定版]』(96)、『危険なメソッド』(12)、『ファイヤーボール』(79)の5作品を放送。8月、9月で合計11作品を2ヵ月連続放送する。また、動画配信サービス「スターチャンネルEX」でも一部配信中。“カルト映画”の巨匠デヴィッド・クローネンバーグの異色な世界をぜひ堪能してほしい。
文/サンクレイオ翼