マイケル・キートン版バットマンの『ザ・フラッシュ』での胸アツ復帰を徹底解説!バットモービル、スーツ、秘密基地の舞台裏に迫る

コラム

マイケル・キートン版バットマンの『ザ・フラッシュ』での胸アツ復帰を徹底解説!バットモービル、スーツ、秘密基地の舞台裏に迫る

ジャスティス・リーグの“最速ヒーロー”フラッシュが、時空を超えてバットマンやスーパーガールと地球の危機に立ち向かうDC映画『ザ・フラッシュ』(23)のブルーレイ&DVDセット、4K ULTRA HD&ブルーレイセットが10月20日(金)に発売される。

バットマン(ベン・アフレック)にリクルートされ、ジャスティス・リーグの一員として活躍しているフラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)。普段はお調子者の青年だが、少年時代に何者かに母を殺害され、その容疑者として父が無実の罪を着せられ収監中という悲しみを背負ってヒーロー活動を続けていた。セル版パッケージには、製作の舞台裏に迫るメイキング映像やアンディ・ムスキエティ監督はじめ主要スタッフ&キャストのインタビュー、ヒーローたちの歴史や変遷を紹介するドキュメンタリーほか、ここでしか見られないコンテンツが満載。本稿では、DCファン、ヒーローファン必見の特典映像の見どころを紹介する。なおすべてのコンテンツが収録されているのは4K ULTRA HD&ブルーレイセットのみなので、購入前に収録内容を確認してほしい。

バリーは、幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、超高速移動で時空を超える力を使って“あの日”に時間を遡り悲劇を回避してしまう。そのことで時空に歪みが生じ、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍(マイケル・シャノン)が出現。バリーは“この世界のバリー”と共に、バットマンを探すが、見つけ出したバットマン(マイケル・キートン)は彼が知るバットマンとは別人だった。さらにバリーたちは、スーパーマンのいとこであるスーパーガール(サッシャ・カジェ)と出会い、彼らと共に、地球を植民地化しようとするゾッド将軍に挑む。

トム・クルーズ、ジェームズ・ガンら映画人も絶賛した『ザ・フラッシュ』
トム・クルーズ、ジェームズ・ガンら映画人も絶賛した『ザ・フラッシュ』DC LOGO, THE FLASH and all related characters and elements [c]& [TM] DC. The Flash [c] 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

レジェンドが復活!マイケル・キートン=バットマン登場の舞台裏

バットマンの導きでヒーローとして成長してきたバリー。迷い込んだ並行世界でも、彼は頼れるメンター、バットマンのもとを訪れた。本作のキーパーソンであるもう一人のバットマンを演じたのが、『バットマン』(89)、『バットマン リターンズ』(92)に主演したマイケル・キートンだ。ティム・バートンが監督した2作でキートンは、心に闇を抱えたヒーローを熱演し、その後の作品に多大な影響を与えたレジェンド。その彼が30年もの時を超え、再びバットマンを演じるのは、一つの“事件”といってよい。実は脚本の段階ではキートン出演は不透明で、プロジェクトは一種のギャンブルだった。彼が出演を快諾したことで映画化が具体的に動きだしたいきさつは、メイキングで紹介されている。

ゾッド将軍打倒にバットマンも参戦
ゾッド将軍打倒にバットマンも参戦DC LOGO, THE FLASH and all related characters and elements [c]& [TM] DC. The Flash [c] 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

バットスーツは質感を含めキートンが出演した『バットマン』『バットマン リターンズ』を忠実に再現。オリジナルの衣装は硬くて動きづらかったため柔軟なゴムの素材を使ったが、試着したキートンの「むしろ動きづらいほうがいい」というひと言で作り直され、振り向く時に全身をひねる仕草まで再現された。

バットマンのスーツについて、デザインのこだわりも明かされる
バットマンのスーツについて、デザインのこだわりも明かされるDC LOGO, THE FLASH and all related characters and elements [c]& [TM] DC. The Flash [c] 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

バットマンの秘密基地、バットケイブも『バットマン』のデザインを踏襲しつつ、クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト・トリロジー」のテイストを加えスケールアップされた。建て込みからセッティング、装飾風景はもちろん、某所に保管されていた『バットマン』版バットモービルの回収・搬入風景もしっかり収録。セットに感激したキートンが、動画に撮ってバートン監督に送ったという微笑ましいエピソードも紹介されている。こだわりはウェイン邸も同様で、邸宅の門と室内の撮影には『バットマン』と同じ屋敷を使用。外観や一部の室内はより大きな屋敷で撮影され、巨大な階段のある玄関ホールのために別の建物を使用するなど、オリジナルを重視しつつブラッシュアップされた。使用された屋敷も紹介されているので、聖地巡礼のガイドとしても有用だ。

【写真を見る】バットケイブ内に鎮座するお宝は?伝説のバットモービルもカムバック!
【写真を見る】バットケイブ内に鎮座するお宝は?伝説のバットモービルもカムバック![c]EVERETTAFLO


バットスーツと並んでバットマンを象徴する存在が乗り物たち。バットウィングの回転するコクピットの撮影風景も楽しいが、映画の冒頭でド派手な見せ場を飾ったのが、『ジャスティス・リーグ』(17)で活躍するベン・アフレック版バットマンが乗ったバットサイクルだ。全長3mの武骨なバットサイクルは電動式のカスタムバイクで、ほとんどは実車で撮影されたが、2本の前輪など一部を視覚効果で補強していた。イメージ画から制作風景、走行テスト、リハーサルまで収録。さらには合成用の車体も作成され、グリーンバックの前でアフレックが乗ったアップの撮影風景など隅々まで堪能することができる。

『ザ・フラッシュ』4KUHD、ブルーレイ、DVD
10月20日(金)発売
・ザ・フラッシュ ブルーレイ&DVDセット (2枚組)
価格:5,280 円
・【初回仕様】 ザ・フラッシュ <4K ULTRA HD&ブルーレイセット> (2枚組/ブックレット付)
価格:8,580 円
・【初回仕様】 ザ・フラッシュ ブルーレイ&DVDセット (2枚組/ブックレット)
価格:6,380円
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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