大迫力のゴジラが巨大スクリーンに襲来!“IMAX推し”な『ゴジラ-1.0』で怪獣王の咆哮を全身で体感
1954年11月3日に記念すべき第1作が公開されて以来、日本が世界に誇る映画としてその名を轟かせてきた「ゴジラ」シリーズ。誕生70周年を迎える2024年に先駆けて製作された『ゴジラ-1.0』が、いよいよ明日11月3日(金・祝)にそのベールを脱ぐ。
興行収入82.5億円を記録し、第40回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝くなど空前の社会現象を巻き起こした『シン・ゴジラ』(16)以来の国内実写「ゴジラ」映画となる本作。70周年と国内実写30作目、そして“令和初”といういくつもの大きな節目にふさわしい圧倒的なスケールとエンタテインメント性を兼ね備えている。そんな本作を、全身でその世界に没入できるIMAX環境で観ないという選択肢は考えられない!本稿では、ついに来る『ゴジラ-1.0』をIMAXでさらに楽しむための注目ポイントを紹介していこう。
※本記事は、ストーリーの核心に触れる記述を一部含みます。
日本屈指のヒットメーカー山崎貴監督の“ゴジラ愛”が炸裂!
本作でメガホンをとったのは、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「STAND BY ME ドラえもん」シリーズなど数々のヒット作を手掛けてきた山崎貴監督。VFXを駆使したスケール感たっぷりの作品を作らせたら右に出る者がいない腕前の持ち主であり、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10)のようなSF大作から『永遠の0』(13)のような感動作まで、多岐にわたるジャンルでその才能を発揮している。
そんな山崎監督は、かねてから「ゴジラ好き」であることを公言している。『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(07)では冒頭シーンからゴジラを登場させて映画ファンを驚かせ、西武園ゆうえんちの人気アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦」では映像監督を務めるなど、ゴジラと切っても切り離せないキャリアを築きあげてきたと言える。
となれば、「僕がいままで作ってきた映画の集大成になっていると思います」と山崎監督自ら語る本作で、“ゴジラ愛”が発揮されないわけがない。そのこだわりが強く表れているのは、やはりゴジラのビジュアルだ。「昭和ゴジラ」シリーズとほぼ同じ約50.1mの体長に、禍々しい背ビレと強靭な尾のディテール。CGだから実現できた太く大きな足が、ゴジラという存在が人々に与える“恐怖”をより強烈なものにしていく。
壁一面の巨大スクリーンを有するIMAXで本作を体験すると、視界いっぱいに大写しになる大迫力なゴジラの姿を拝むことができる。しかもクリアな音響によってシアター内全体を包み込むように響き渡る咆哮や、座席に座っているだけでズシンと体の奥まで伝わってくる足音の振動。ゴジラとIMAXの親和性の高さは完璧であり、山崎監督も「劇場で“観る”のではなく、“体験”するにふさわしい作品になった」と自信をのぞかせているほどである。
さらに『シン・ゴジラ』では「ゴジラ復活す」や「宇宙大戦争マーチ」などが印象的に用いられ往年のファンを歓喜させたが、本作でも伊福部昭による音楽が大々的に使用されている。IMAXの音響でそれを浴びながら、目の前で繰り広げられる人間とゴジラの死闘。これまでのどの「ゴジラ」映画をも凌駕する高揚感が味わえること請け合いだ!