クエンティン・タランティーノ“最後の監督作”に、ブラッド・ピットが参戦!『ワンハリ』に続き3度目のタッグへ
10作品で映画監督からの引退を宣言しているクエンティン・タランティーノ監督にとって、おそらく最後の監督作になるであろう『The Movie Critic』に、ブラッド・ピットが出演する可能性があることがわかった。「Deadline」が報じている。
2023年3月に制作に向けて動きだすことが報じられた『The Movie Critic』。当初はニューヨーカー誌のポーリン・ケールをモデルにした物語になると推測されていたが、その後タランティーノ自らがそれを否定。1977年のカリフォルニアを舞台に、ポルノ雑誌で映画批評を書いていた無名の男をモデルにした作品になると明かしていた。
また、2023年秋にも撮影が開始される見込みともいわれていたが、長期にわたって行われたアメリカ俳優組合のストライキの影響で開発が一時ストップ。9月ごろには、『リチャード・ジュエル』(19)などで知られるポール・ウォルター・ハウザーに主演のオファーをしていることが報じられていたが、その後の進捗はわかっていない。
今回の報道によれば、ピットの役どころは不明。また現在はまだ契約交渉中とのことで、実現すれば『イングロリアス・バスターズ』(09)と、ピットがアカデミー賞助演男優賞に輝いた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)に続く3度目のタッグとなる。
現時点では2025年の公開を目指している同作。さらなる続報に注目していきたい。
文/久保田 和馬
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