ヤマトから巨大移動要塞まで!『ヤマトよ永遠に REBEL3199』に登場するメカニック図鑑
デザリアム軍
●グランドリバース
デザリアムの巨大移動要塞。デザリアムの地球制圧作戦の司令基地の役割を担っている。触手状のプローブを複数持ち、各部に武装を備えるほか、ゴルバ同様に位相変換装甲を有する。
●プレアデス級攻勢型戦艦
地球制圧作戦の主力戦艦として配備されている。位相変換装甲を備えるが、防御力は出力の関係からプレアデス改級攻勢型戦艦より若干劣る。
●ヒアデス級護衛艦
地球制圧作戦の艦隊に配備されている。プレアデス級攻勢型戦艦よりも攻撃力、防御力は劣るものの、小回りの効く高い運動性能を活かした運用が行われている。
●タイゲタ級大型輸送艦
兵器や物資のみならず、人員の輸送にも使用されるデザリアムの大型輸送艦。船体上部の艦首部分に1基、中央部分に2基の艦橋を有する。艦首には艦載機の発進口を備える。艦載機格納庫の後ろには掃討三脚戦車ガバリアや殲滅多脚戦車ガーム・ビゥなどの地上制圧用の兵器が収納されている。これらは船体下部に並ぶ大型ハッチから発進する。また、このハッチは輸送艦内部に収容した物資、人員などの搬出にも利用される。
●掃討三脚戦車ガバリア
地球制圧の地上戦力として投入されている。上部に触角状の大型ビーム砲を装備する。
●殲滅多脚戦車ガーム・ビゥ
地球制圧の地上戦力として投入され、主に対人制圧用に運用されている。上部に触角状の小型ビーム砲を装備する。
●襲撃戦闘機カタピラス 惑星制圧仕様
イスカンダル移送のために派遣されたメルダースの艦隊で運用された襲撃戦闘機カタピラスを、今次作戦にあたって改装した機体。新たに、地球制圧に投入されるガバリアやガーム・ビゥ同様に触覚状のビーム砲を装備している。
ボラー連邦
●ガノンダ型航宙母艦
主力航宙母艦。艦隊旗艦として運用されることが多い。永久管理機構の28号計画で建造され、就役した。計画番号からクロトガ型標準戦艦、アマンガ型ミサイル戦艦よりも後に計画された艦とわかる。ガノンダはボラー語で「愛国心」を意味する。艦載機としては2207年時点ではレブートを搭載する(地球ならびにガルマン・ガミラス側からは「IK-301」の型式番号で分類されている)。政治将校ボローズの指導の下、地球の領海侵犯を行った艦隊の旗艦、ガノンダ型航宙母艦は「ラブロコフ」の艦名を持つ(ラブロコフは「栄誉を司る者(船)」の意)。
●クロトガ型標準戦艦
「A型」として分類されていた戦艦。クロトガはボラー語で「英雄的な行動」を意味する。永久管理機構の立案実施した13号計画では安定した性能を持つ「標準」型戦艦の量産が企図され、この要請に応える傑作艦として現在でもボラー連邦を主力艦として建造が続けられ、第一線に配備されている。また、本艦の同型艦が火星に漂着、火星自治政府はこれを発見、解析することで新型宇宙戦艦を建造した。後にこの技術は地球側も知るところとなり、国連宇宙海軍の艦艇に大きな影響を及ぼした。
●アマンガ型ミサイル戦艦
「B型」として分類されていた戦艦。アマンガはボラー語で「大破壊」を意味する。永久管理機構の立案実施した15号計画で、先の13号計画で進められていた「標準」型戦艦を支援する、高い攻撃力を持つ戦艦として建造された。クロトガ型標準戦艦同様、確かな設計に裏付けられた本艦はボラー連邦の主力艦のひとつとして配備され続けている。なお、運用されるミサイルは15号計画終了後も更新されており、後に建造された艦は初期に就役した艦と仕様に若干の違いが存在する。
これらのメカニカルデザインを担当したのは、前作「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」につづいて玉盛順一朗、石津泰志、明貴美加の3名。次回作『第二章 赤日の出撃』は、11月22日(金)に公開となるが、人類の命運を賭けて未到の時空へと進んでいく宇宙戦艦ヤマトに待ち受けるものとはいったい…。ここから始まる全七章の壮大な航海と緊張感みなぎる激戦に乞うご期待!
文/久保田 和馬