白石和彌監督と横浜聡子監督のトークイベントも！「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024」国内コンペ出品の14本をチェック

新進気鋭の若手クリエイターを多数輩出してきた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」。第21回を迎える今年は、7月13日(土)～21日(日)に埼玉県川口市のSKIPシティで開催され、ノミネート作品の一部は7月20日(土)～24日(水)にオンラインでも配信される。そのなかから、注目の国内コンペティションにノミネートされた長編6作品、短編8作品をいち早くチェックしよう。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024(第21回)は7月13日(土)～21日(日)に埼玉県川口市のSKIPシティで開催

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2004年に埼玉県川口市で誕生した同映画祭は、デジタルシネマにいち早くフォーカスした国際コンペティション映画祭として、数多くの若い才能の発掘と育成に貢献。これまでに最新作『碁盤斬り』(公開中)も大きな反響を呼んだ白石和彌監督、『浅田家！』(20)の中野量太監督、『カメラを止めるな！』(17)の上田慎一郎監督、『さがす』(22)の片山慎三監督など、日本映画界のトップランナーを輩出してきた。

昨年のコンペティション部門上映作品からは、串田壮史監督の『マイマザーズアイズ』(23)、武田かりん監督の『ブルーを笑えるその日まで』(23)、野口雄大監督の『さまよえ記憶』(23)、国内コンペティション短編部門観客賞を受賞した天野大地監督の『勝手に死ぬな』(23)、国内コンペティション長編部門優秀作品賞、SKIP シティアワードをW受賞した松本佳樹監督の『地球星人(エイリアン)は空想する』(23)などが劇場公開された。2020年の短編部門で『stay』(19)が優秀作品賞を受賞した藤田直哉監督による『瞼の転校生』(23)もオープニング上映を経て劇場公開され話題となり、ウーディネ・ファーイースト映画祭ではシルバー・マルベリー賞を受賞した。

今年の国際コンペティションは、102の国と地域から1,015本の応募があり、厳正なる一次審査によって10本が選出された。国際コンペティションの審査委員長には、2009年の本映画祭にて初長編監督作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)でSKIPシティアワードを受賞し、その後『凶悪』(13)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』(18)などの作品で数々の映画賞を受賞した白石和彌監督を迎える。

また国内コンペティション部門の審査委員長には、2009年に『ウルトラミラクルラブストーリー』で商業映画デビュ―し、『いとみち』(21)では監督の故郷、青森を舞台にみずみずしい青春群像劇を描き、数々の映画賞を受賞した横浜聡子監督が務める。

今年は、審査委員長の白石監督と横浜監督の作品上映と若手映画監督に向けて商業映画監督としての経験談を語る特集「商業映画監督への道」も開催。また、映画祭をより身近に感じていただくために、名作の中からアンケートを実施し、上位となった4作品を上映する「みんなが観たい上映作品」では『ドライブ・マイ・カー』(21)、『スタンド・バイ・ミー』(86)、『ショーシャンクの空に』(94)『トップガンマーヴェリック』(22)を上映。『トップガンマーヴェリック』の上映後には映画字幕翻訳者の戸田奈津子を招いたトークイベントも開催されるので、ぜひ会場へ足を運んでいただきたい。

国内コンペティション部門の長編6本をピックアップ！

■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024
日程：【スクリーン上映】7月13日(土)～21日(日)、【オンライン配信】7月20日(土)～24日(水)
会場：SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホールほか
内容：国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門) ほか
URL：https://www.skipcity-dcf.jp/