シリーズファンを魅了し、恐怖を植え付けてきた美しき最強の究極生物…“エイリアン”10種を紹介

コラム

シリーズファンを魅了し、恐怖を植え付けてきた美しき最強の究極生物…“エイリアン”10種を紹介

エイリアンは宿主ごとに形状や性質が異なるうえ、実験や改良など様々な手が加えられた“作られた生物”であることがシリーズを通して明かされる。スクリーンを通し人々を恐怖させてきた多彩なエイリアンたちを紹介する。

エイリアン・ゼノモーフ

怖いけど美しい…秀逸なビジュアルで観客に衝撃を与えたエイリアン・ゼノモーフ(『エイリアン』)
怖いけど美しい…秀逸なビジュアルで観客に衝撃を与えたエイリアン・ゼノモーフ(『エイリアン』)[c]Everett Collection/AFLO

『エイリアン』1作目に登場したエイリアン。外骨格のような硬質の皮膚におおわれ、巨大な頭部はフード状の半透明の物質におおわれている。牙の生えた口を開くと、中から鋭い歯を持つ細長い顎が飛び出す二重構造。背中にはパイプ状の器官が生え、尾の先は鋭利なトゲがついている。『エイリアン』でノストロモ号のクルーに寄生したあと宇宙に放出されたが、『ロムルス』で宇宙船に回収され研究に使われる。

エイリアン・ウォーリアー

頭部のフードがなく、骨格のようなデザインがむき出しになっているのがウォーリアーの特徴(『エイリアン2』)
頭部のフードがなく、骨格のようなデザインがむき出しになっているのがウォーリアーの特徴(『エイリアン2』)[c]Everett Collection/AFLO

『2』に登場したエイリアン。クイーンや卵を守る兵隊で、惑星LV-426ではコロニーの配線などを排泄物で固めた巣作りや宿主の収集も行っていた。頭部はフードがなく外骨格状になり、体つきも肉厚になり戦闘に特化したイメージ。集団で行動し海兵隊と激しい死闘を繰り広げる。

エイリアン・クイーン

巨体がゆえに一見動きが鈍そうに見えるが、実は運動能力も高いクイーン(『エイリアン2』)
巨体がゆえに一見動きが鈍そうに見えるが、実は運動能力も高いクイーン(『エイリアン2』)[c]Everett Collection/AFLO

『2』で初登場した大型エイリアン。身長約4.5m、ウォーリアーに守られ宮殿のような巣室でエッグチェンバーを産み続ける。頭部には昆虫を参考に巨大な冠のような器官が加えられた。巨体に対し手足が細いが、巣を攻撃された際は産卵嚢を切り離し応戦。海兵隊のスラコ号に侵入し最期は宇宙に放出されたが、リプリーへの寄生に成功する。『エイリアン4』(97)のクイーンはリプリーのクローンから生まれた新種。リプリーのDNAとの融合によって卵ではなく胎生になり、ヒトに近いニューボーンを産む。

ドッグ・エイリアン

溶鉱炉で溶けた鉛に沈められても死なないという驚異の生命力をみせたドッグ・エイリアン(『エイリアン3』)
溶鉱炉で溶けた鉛に沈められても死なないという驚異の生命力をみせたドッグ・エイリアン(『エイリアン3』)[c]Everett Collection/AFLO

『3』に登場した犬を宿主とするエイリアンで、本作の完全版では映画のプリプロ段階で想定されていた牛に変更された。4本足は獣脚に準じたデザインで、壁や天井をもともせず俊敏に走り回るが2足歩行も可能。パペットの操作性とギーガーの意向を取り入れ背中の器官がなくなった。

ニュー・ウォーリアー

ニュー・ウォーリアーは別名「アクア・エイリアン」とも呼ばれる(『エイリアン4』)
ニュー・ウォーリアーは別名「アクア・エイリアン」とも呼ばれる(『エイリアン4』)[c]Everett Collection/AFLO

『4』に登場したリプリーのクローンに寄生したエイリアン。水かきやヒレを持ち水中を自由に泳ぐことができる。背中に4本の器官を持ち、獣脚で2足歩行し、常に体を動かすなど生物らしい振り付けがされた。高い知能を持ち、罠を仕掛けたり酸性の体液を攻撃に使用する。

ニューボーン

『4』に登場したエイリアンの新種。リプリーのクローンから誕生したクイーンが産んだ個体で、ヒトとエイリアンのDNA持った混種。皮膚や頭部の形状もヒトに近く、尾も持たない。性質は凶暴で攻撃的だがリプリーを母親と思い込んでいる。

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